第1話 高校入学
「……………………さい!………………きて………さい!…………きてください!………………起きてください!!」
俺こと燚氷嶺亜はいつも起こされている。
誰にって?それは目の前にいる金髪碧眼の美少女にだ。
「…………ふぁぁ、はぁ。…………おはようアルトリア。」
アルトリア
嘗て、アーサー・ペンドラゴンと名乗りブリテン国を治めていた星剣約束された勝利の剣の担い手たる騎士王その本人。
だったのだが、
「はい、おはようございます!では早速いただきますね。」
何処を間違えたのか、寝起き早々人のズボンのチャックを引き始めることをはじめとした入浴中に乱入や夜這いなどといった行動を取るようになっていた。
まぁ、そうなった原因は俺にもあるだろうが………
「やめい!」
「あうっ!!」
とにかく軽く小突いて止めさせてから布団から出る。
上下ジャージに着替えたら部屋を出て歩く。すぐにアルトリアは追いついて隣を歩く。
俺の形は青銀髪の長髪に右が神の子を示す赤眼で左がアルトリアと同じ碧眼。腕や胴体、脚は細く華奢な体躯。そして、アルトリアと同じくらいの背丈である。
「嶺亜、あれから15世紀と数年が経ちますね。」
「あぁ。あの時は驚いたぜ?」
何があったかと言うと、
俺はモルガンから全て遠き理想郷を奪い、心臓を抉り取られてでもちゃんと返して死んだ。
だが、アルトリアはマーリンにお願いして、約束された勝利の剣を全て遠き理想郷に収めたものを媒体に俺と心身共に同化して俺を生きながらえさせた。
その時俺がマーリンをぶん殴ったのはまだ覚えている。そこから、ブリテン国や周辺を見届けていた。
その時、何かが歪みマーリンは消失。特異点化し、暫く情報収集をした。
途中、この時代にありえない服装をした輩がいたが無視して動き、女神ロンゴミニアドが動き出したことを知った。
その時、ロンゴミニアドが成そうとすることがアルトリアの侮辱、俺の中の何がロンゴミニアドを止めろと言っていたので止めた。
最後にロンゴミニアドに抱きしめられた時に怖気が走ったのはその頃まだわからなかった。
後から無視していた1団が来て、そのまま連れてかれた。それ以来今も世話になっている。
そこから彼らに協力して戦い、バビロニアで最古の王から一二言告げられたっけ。
最終戦、ゲーティアとかいう奴と戦い俺の宝具?でトドメを刺した。
その後、LostBelt化したのはめんどくさかった。ゴルドルフから英霊の座に帰れとか言われても俺今も生きてるし。
異星の神なる存在に神と共にある世界の構築などと言われてさすがに俺もブチ切れたりもした。
LostBeltの1つであるイギリスでアルトリアが復活。なんと、彼女の心臓を細胞分裂させるのに時間を食ったとか。
その後は俺は単独で動いて異星の神と接触し全力戦闘をした。途中、インドラやオーディン、ハーデスも協力してくれた。その間に皆が追いついて異星の神を俺の宝具?の真骨頂で消滅させて現代を取り戻したのだ。
閑話休題
「とりあえず飯食いに行こうぜ?」
「分かりました。」
食堂に入ると、幾人か既に食事を始めていた。
「あ、おはようございます!燚氷先輩。」
「ん?嶺亜か。おはよう。」
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