第5話 鍛錬と実戦と罠
鍛錬や文学?をすることになってから早2週間が経過した。
だが、鍛錬場があまりにも小さ過ぎたので近隣の森ですることにしたのだ。メルド団長には付き添い有りなら構わないと言われたのでその時にいたアランという騎士を連れてから行っている。
相手は何時ものメンバーである。
その中の瓸と行っている。
魔術で東京ドームくらいの範囲に氷柱を四方に立ててその範囲内で行い、アランには外側に投影してあるホログラムで俺と瓸を見て貰っている。
「いやぁ、あれから2週間経ったと言うのに未だに信じられませんよ。これは流石に見られたくはないですねぇ。」
アランが見ているホログラムには森の木々を足場に多角機動しながら槍でヒット&アウェイをする瓸と初めてから一切その場から足を動かさず手に持つ剣だけで応酬している嶺亜の姿が写っている。
「生きてきた中でここまでの戦闘は見たことがないし、これを知った上層部がなんと言うか………」
「元の世界では槍の名手と剣の名手でしたので、両者が軽く相対したらこの程度ですよ。全力を出されたら地形が変わりますからセーブはしているのですが………………そろそろ時間ですね。」
時間となったらアルトリアが魔力放出をして、2人に時間が来たことを教える。
ちなみに鈴はその間、結界魔術などの詠唱を必死に覚えていた。
「さて、鈴。稽古の時間ですよ。」
「りょ〜か〜い…………うし、お願いします!」
鈴とアルトリアが範囲内に入ると同時に瓸と嶺亜が出てきた。
「オジさん防衛は得意なんだが、攻撃が苦手なんだよねぇ〜。それに、ランサーと同等の速さとか、色々とショックなんだがなぁ。」
「フッ、まだまだ成長出来るんだよねこれが。さて、鈴には結界だけだと魔力切れの時が大変だからと剣を習うよう言ったが、何処まで出来るのか?」
鈴に剣の扱いを徹底的に教えるアルトリアをアランと共に見る。アランはこれを見る事で個人的な新たな戦術を考えていたりする。
そして、地稽古が始まった。鈴はアルトリア相手に奮戦する。最近出来かけていた結界魔術の無詠唱をなんとか出来るようにして、多々ある崖っぷちなところで結界を展開して危機を脱したり、足元に妨害用として用意したりと、奇策を用いる事でなんとか追いつけてる感じだ。最低級の英霊とはカチ合える程だろう。
1時間後に辞めて出てきたので伴って城に戻る。
戻った時に知ったのだが、ハジメが檜山らに虐められて負傷し、白崎に治療されたとか。
それと、メルド団長から明日にオルクス大迷宮にて実戦することを言われた。
俺達は、メルド団長率いる騎士団員複数名と共に【オルクス大迷宮】へ挑戦する冒険者達の為の宿場町【ホルアド】に到着した。
新兵訓練によく利用するようで王都直営の宿屋があり、そこに泊まることになった。
2人1部屋となり、俺は余りで1人となった。
「はぁ………………何事もなけりゃいいがなぁ。」
ピップー!!
『あーテステス。嶺亜くん聞こえる?』
「あぁ、聞こえてるぞ。どうした?ギルから俺が飛ばされたのは知ってるだろ?」
『あぁ。それで、言いたいんだけど…………………………そこ、特異点だからね。しかも、異聞帯と来た。でもクリプターがいない。どんなイレギュラーがあるか分からないから覚悟しててね。それと、藤丸くん達をなんとかレイシフトしてみるから。あ、支給品としてエミヤにマシュの大楯を造ってもらったのを送っといたからサーヴァント召喚に使って。』
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