20・みんなご主人様が大好きです!(その1)
おじさん達とお別れしたG41はご主人様と一緒に16Labにやってきました。
ゲートをくぐって、駐車場に車を停めて、病院の玄関みたいなところにやってきました。いつもの16Labの入り口です。
その玄関の先に立っていた人を見つけて、G41は駆けて行きました。一〇〇式ちゃんです! 恐らく、ご主人様から連絡を受けて待っていてくれたのです!
「一〇〇式ちゃ~ん!」
「G41ちゃん!」
突撃してきたG41を受け止めてくれました。久し振りの一〇〇式ちゃんです。思わずほっぺをぺろぺろしてしまいます。一〇〇式ちゃんも擽ったそうですが嬉しそうです。二人は相思相愛です。えっへん!
「一〇〇式、調整は終わったのか?」
「はい、指揮官。一〇〇式は今日指揮官達と帰られます」
「そうか。ペルシカさんのところで用事が終わったらすぐに出る。荷物を纏めておいてくれ」
「はい、了解です」
ご主人様と一〇〇式ちゃんが言葉を交わします。今日から一〇〇式ちゃんが一緒です。嬉しいです。
というわけで、ご主人様はペルシカさんの部屋に行きました。G41は一〇〇式ちゃんと一緒に居室に向かいます。一〇〇式ちゃんはAR小隊のみんなと一緒の部屋で過ごしていたみたいです。
部屋は6畳一間ぐらいで机と二段ベッドが二つ。それにテーブルと椅子と壁に掛けられたハンモックが1つありました。部屋にはM4さんとSOPMODちゃんがいるそうです。M16さんとAR-15さん、それにROさんは今は検査中だそうです。
「あ! G41ちゃん!」
「SOPMODちゃん!」
部屋に入るなり、SOPMODちゃんが駆けてきました。G41はそれを受け止めて、すりすりしたりしてひとしきりじゃれあいます。G41とSOPMODちゃんも相思相愛です。えっへん!
「一〇〇式、先に帰るの?」
椅子に座っているM4さんがなんだか残念そうに言いました。
「はい、M4さん。お世話になりました」
「ううん、こちらこそ。貴女とゆっくりと話せてよかったわ」
M4さんと一〇〇式ちゃんが穏やかな笑顔で言葉を交わします。もしかして、M4さんも一〇〇式ちゃんと相思相愛なんでしょうか? さすがは一〇〇式ちゃん、モテモテです!
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