チート特典エロ同人のおっさん(サンプル版)
「あの…何を言っているのか分からない」
「ですから俺が貴方のチート特典としてサポートする、エロ同人のおっさんです」
俺の目の前にはデップリとしたお腹に油っぽく出来物のある顔をしたおっさんが立っていた。
「読んだことありません?エロ同人」
「いやあるけど……」
「それです」
「どれだよ」
なぜ俺はなぜこんなチート特典なのか。普通に魔力が高いとかじゃだめなのだろうか。
「幸い町スタートなので急いで行きますよ、佐藤さん」
「何で俺の名字を……」
「エロ同人のおっさんですよ?そんなのどうとでもなります。さあ早く」
「何でそんなに急いでるんだ?」
「エロ同人ですからあまり長いページ書くことができないのです」
どういう理論だ。
「ここはファンタジーな世界なのでさっさと小金を稼いでまずは拠点をつくりましょう」
「ファンタジー?ってことは魔法何かも使えるようになってたり……」
「いえ、佐藤さんは魔力が無いので使えません。おっさん以外のチートを持っていないので当たり前ですが」
「じゃあおっさんは使えたり……?」
「おっさんは基本物理型なので魔法は催眠以外は使えません」
「催眠は使えるんだ」
「流行りですからね。特に東の方何かでは特に」
東の方……極東や日本って意味ではなさそうだ。
「とはいえ、基本女やナヨナヨした男には物理で勝てますが、動物には特に補正がないのでよくある冒険者ギルドとかで稼ぐのは無理ですね。なのでお金ですが……おっさんは薬を持ってるのでそれを売りましょう」
「持ってるんだ。科学者だったりするの?」
「エロ同人のおっさんなので、依存性がない快楽を得る薬から、依存性がある快楽を得る薬までありますよ」
「薬以外で稼ごう」
ヤバい薬しかねえ。
「じゃあここは商売何ていかがでしょう?」
「商売って何を売るんだよ……」
「あなたのスマホや腕時計、ハンカチなんかです。好事家に売れると思いますよ?」
けっこうまともな案だ……ここは任せてみよう。
「じゃあこれを売ってきてくれ」
腕時計を渡すと、おっさんは少し離れて近くの商店に入って言った。
暇なので周りを見ると、普通に文字は読めるし言葉もわかることに気がつく。……なぜだろう。
「売ってきましたよ」
「うわっ!早いな!」
手のなかには重たそうな袋が吊り下げられている。
「エロ同人のおっさんは仕事が凄くできるか凄くできないかの二極ですからね。俺は有能タイプのおっさんです」
お金は有るしとりあえず今日は疲れたから宿でもとろう。
「おや、すみませんサンプル版なので今日のところは失礼します。次回製品版でお会いしましょう、それでは」
サンプルって何だよ。
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