説得
そのまま、自分より頭2つ以上小さな彼女をだき止める。
「一人で謝るのが怖いなら、ついて行ってあげるよ…お嬢さん」
「…ありがとう、ございます…ジョージさん…もう一つ、お願いが」
「ああ」
屈んで、彼女と目線を合わせる。
すると、彼女が飛び込んできたので受止めた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…わたし、わたし…貴方にも、銃を向けて…」
「許すよ…だから、大丈夫だ。俺はここに居るよ…」
背中を優しく叩く。
小さな子をあやすように。
トカレフが泣き止むまで、俺はずっとそこに居た。
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