Dクラス戦 Ⅲ
あの放送から少したって明久達中堅部隊が帰ってきたのだ。そして、すぐに補充試験を受けてもらい、その間に俺は教室でだらだらしてると・・・
「明久、良くやった!」
雄二が晴れやかな笑顔で明久を褒め明久はそれを警戒している。あいつも何だかんだで実は楽しかったのだろう
「やぁ・・・雄二・・・。校内放送聞こえていた?」
「ん、あぁ、バッチリと聞いていたぞ」
「二人とも・・・須川君が何処にいるか知らない?」
「そろそろ戻ってくるだろ」
俺がそう言うと、明久の服の下にキラリと光る包丁が見えた。おそらく家庭科室あたりから録ってきたのだろうが
流石に洒落にならないので、木刀用意しとくか・・・
「やれる・・・僕はやれるやれる!きっと殺れる!」
「やるなバカ。それといいこと教えてやる」
「何?雄二が僕に話しかけているところ悪いけど、須川くんをどのようにしょうか考えてるのだけど・・・」
「明久、あの放送を指示したのは・・・・総司だぞ?」
その瞬間・・・・
「シャァァァァッ!そぉぉぉぉうぅぅしぃぃぃぃ!!」
「あららら・・ばらすなよ・・・おかげで・・」
明久はすかさず俺に隠していた包丁をもって攻撃を放つ。しかし予想していたので特に慌てず俺は・・・・
「ふっ!!!」
「いたぁぁぁぁ!?」
「つまらないものを切ったじゃねぇか?」
包丁をもってる手を木刀できれいに手を当てると明久は痛かったのか手を押さえていた
「にしても・・・まだまだ甘いな・・・。これを飲みな」
「っちょ!?それ・・・」
.
「つべこべいうな。ほらっ」
「あがっ!?!!」
悶え苦しんでる明久に俺は止めを指すかのようにあるものを飲ませた。俺に攻撃するなんぞ・・・まだまだ甘い
「っからぁいぃぃぃ!!!?!!!」
「ほらほら・・・飲みな?」
「ごめんなさぁぁぁイ!!」
俺は明久のお仕置きしおえて、出ていく数分後に明久は起き上がり動いたのだが立ち直り早いのに感心したな・・・・
そんなこともあり現在の俺たちの状況はというと、Dクラスの本隊と激突していた
「敵は今、弱ってる!叩き込め!!!Fクラス達よ!!」
「「「「おぉぉ!!」」」」
「(相手に乱れが認められる)明久!!行け!」
「オッケー!!!」
近衛部隊がいない今がチャンスだと思い、明久は平賀の元へと向かった。幸い近くには現国の竹内先生と古典の向井先生がいる。たとえ討ち取れなくても少しはダメージを与えることはできるのだからな・・・
「(総司が僕にここで戦うのを任されたんだ!!)向井先生、Fクラスの吉井がーー」
「Dクラス玉野美紀、試獣召喚(サモン)!!」
「くっ!?待ち伏せ!?」
「残念だったな、船越先生の彼氏クン?」
平賀は勝ち誇った顔をして明久を見た。そんな明久は慌てながら俺の仕業だと否定していた。まぁ、確かに俺が明久を犠牲に考えたのは認めるけど謝らないよ
「違う!あれは総司が勝手に・・・」
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