ハーメルン
ギレンの野望(笑)
12話 UC0070年9月

それは、一つ目の巨人の群れが宇宙を飛び回りコロニーが地上に向け落ちていく地獄絵図だった。
幻が去り我に帰った私は爆破されたラプラスの残骸の中に漂う不思議な箱形の物体を発見し、その後民間船に救助され今に至る。

その後「箱」の話をした事はあってもそれ以外の事を語った事は一度たりともなく、故にその事を知る者は誰もいないと思っていた。今日までは。

「まさか私の過去を知る者が現れ、それがかのギレン・ザビだとは…。だが…。」

だがそれ以上に一つ目の巨人とともに地球に向かって落下していくコロニーの姿が幻ではなく未来だというのなら、「箱」はその未来を防ぐ為に私の所に来たのだろうか?

そして同じ幻を見たギレン・ザビはその未来を変える為のカギとなるとでもいうのだろうか…?

「わからんな…。まあとりあえずジオンと取引を増やす位なら問題なかろう。問題は…。」

最後にギレンが提案してきた技術情報の裏取引についてだ。

現在連邦が運用している61式戦車とミデア、それに開発中のセイバーフィッシュの設計データと引き換えに、チベ級と次世代兵器のメガ粒子砲の設計データをジオンが提供するか…。

チベ級のデータはともかく次世代兵器のメガ粒子砲の設計データは喉から手が出るほど欲しい。
それさえあればサラミス級の建造についてもわが社で独占する事が可能になるかもしれん。

ここは一つ提案にのってみるとするか…。

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