ハーメルン
ギレンの野望(笑)
3話 UC0068年5月

ジオン共和国中央病院VIPルーム

やあ…諸君。ギレン・ザビである。
最近のマイブームはサハリン嬢にあーんをしてもらって食事をとる事なのだがロリコン疑惑のせいでだらしない顔をできないのが悩みの種である。
今日もサハリン嬢の手で昼食をとってからのんびりしていると、サスロが見舞いついでに議会の掌握状況について報告に来た。なので昔ギレンの野望をやりながら考えていたプランをサスロに相談してみる事にした。

「調子はどうだ?ギレン兄。」

「ああ、傷もだいぶ治ってきたしもう少しで公務に復帰することも可能だろう。それよりも少し提案したい事があるのだが良いかサスロ?」

「何だ?連邦への対応についてか?」
「違う。そんなものではない。私の提案はジオニック、ツィマッド、MIPの3社を経営統合させ一つの会社にする事ができないかという事だ。」

「ジオンを代表する3社を経営統合させるだと?!」

「そうだ。これからジオンには必ず高い技術力と生産力が求められる事になるだろう。確かに競合する三社がそれぞれ技を競いあう事も大事だが、今はそれ以上に3社が持つ技術情報と生産基盤を共有化し、効率化していく事の方が重要だ。」

「しかし…。」

「ジオニックは基礎研究で、ツィマッド社は推進機で、MIPはエネルギー運用でそれぞれ高い技術を持っている。今後ジオンが連邦と事を構える可能性を考えれば我々に優れた技術を持つ3社を個別に競い合わせているような余裕はない。ジオンの持てる力全てを結集しなければ30倍以上の国力を持つ連邦には挑む事さえ難しいだろう。」

「…ギレン兄は連邦と戦争になると考えているのか?」

「必ずなる。というよりならざるを得ないのだ。仮に連邦が戦争無しでサイド3の自治権を認めてしまえば、残る5つのサイドにも同様の自治権を認めざるを得なくなる。もしそうなった場合、コロニーからの税収を前提としてバランスをとっている連邦の財政は破綻してしまう。故に戦争無しでの自治権獲得などありはしないのだ。」

「…わかった。どうなるかわからないが3社の経営統合を働きかけてみよう。」

よしよし上手くいった。これで上手くいけば実質的に統合整備計画と同じ効果があるハズだ。ついでに技術開発の速度も上がるだろうからMSの性能アップも期待できるかもしれないし。そう言えば技術と言えばミノフスキー博士はどうなっているんだ?

「頼む。そういえば、サイド3にいるミノフスキー博士という研究者を知っているか?」

「ミノフスキー博士?いや、聞いた事がないが…」

「諜報活動はキシリアの仕事とは言え不勉強だぞ。サスロ。彼の博士が研究している新粒子は戦争の在り方を一変させる可能性がある。今後の繋がりを作るためザビ家から研究資金の援助をしておいてくれ。」

「わかった。流石だな。ギレン兄。」

ふふふ…。ガンオタの知識チートの面目躍如だぜ。サスロの兄を尊敬する眼差しが気持ち良い。

良い気分だったのでサスロが帰った後に、宇宙世紀の紙粘土のようなものを持ってきてもらいガンプラ?を作る事にした。いやあ不思議な物質だね。紙粘土のように簡単に形状は変わるが触っている感覚としてはプラスチックに近い。
今回は記憶を頼りに一から全部作る事になるので比較的作るのが簡単そうなプチモビを作って見る事にした。作りやすそうな形状なのですぐにできるかと思ったが一からガンプラを作るのは想像以上に大変だった。今後何かしらの対策を考えねば。

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