ハーメルン
BLEACH 〜Higher Than That Moon〜
第12話 GET BACK FROM THE STORM
〜現世〜
「うぉぉぉぉぉぉ!」
現世への出口から空中に飛び出た一護は、突然のことに霊子を固められず落下していく。
パンッ
「ぶおっ!?」
一護の背後から何か布のようなものが覆いかぶさった。
「!?っおおおおおおおおおう」
なんだかわからないがものすごいスピードで回転している。
「これってもしかして」
「よっしゃア!!!」
「久々にきたきたきたきたぜェ〜〜〜!!!」
「ジン太」
「ホーーーーー!ム!!」
「テッサイデスキャッチ!!!」
「むりむり!吐く吐く吐く!!」
バサッ
布が魔法の絨毯のように浦原商店のメンバーと一護を乗せ飛んでいる。
「なんでこの帰り方なんだよ!」
「それになんで浦原さんは一緒にやられてないんだよ!?」
「アタシはそういうのは嫌なんで。」
「テメェまた肘入れんぞ、、、!」
「あの青春の日々を思い出しました?」
「まぁな!!!」
「とりあえずうちに行きましょう。断界がどうなったからも調べないと。」
「皆さんもいますし。」
〜浦原商店〜
「あなた!」
織姫が一勇と手を繋ぎ一護を出迎えた。
「織姫、一勇、、、それに石田、チャドまで!!」
「チャドお前今日、、、」
チャドは今日防衛戦のはずだったのだが、、、。
「問題ない。」
「君のことを聞いて開始1秒でKOだよ。」
石田もチャドの強さにあきれた様子だった。
「ルキアちゃんは?」
「あいつは尸魂界だよ。心配ない。」
浦原が奥の研究部屋から頭を掻き毟りながら出てくる。
その様子からあまり良い状況ではないようだ。
「解析の結果、尸魂界ではあれから91年経っています。」
「そんなにずれちまったのかよ、、、!」
「こちらからの入り口を修復するにはさすがのアタシでも10年はかかります。」
「てことは100年近くか、、、。」
「心配いりませんよ、あちらの100年も丁度こちらの10年と同じくらいですから。」
一護は顔を曇らせたままだった。
「まだ心配ごとでも?」
浦原は一護の浮かない顔が気になった。
「いや、、、。」
「仙波ってやつがどうなったのか知りたくてさ。」
「あいつ、仙波ってやつは認めてもらいたかったんじゃねぇのかな、、、。」
「浦原さんにも、涅マユリにもさ。」
仙波は自分の能力を誇示することに必死になっているように見えた。
「頑張ってんのに人から認められないと確かに腐っちまう時があるよな。」
「(藍染サンの時といい、あなたは本当に相手の心を理解するのに長けていますね。)」
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