ハーメルン
BLEACH 〜Higher Than That Moon〜
第1話 The Moon higher than The 2nd Moon
「あぁ?なんだテメェ!?」
「俺たちとやろうってのか?あぁ!?」
「この、スカしやがって、、死ねや!おらっ、、、ゴフッ!!!」
殴りかかったパンチパーマの男は思い切り胸を蹴られ、後ろへ吹っ飛んでいく。
「浜ちん!」
「おまえら、、、、浜ちん、、、て、、呼ぶなって、、、ゴフッ!!!」
浜ちんと呼ばれるパンチパーマの男は仰向けのまま頭を何度も踏みつけられる。
「何すんだお前!」
「知らねぇよ。まずお前ら謝らなきゃなんねぇだろ。」
「なんでお前に謝らなきゃなんねぇんだよ!!」
「俺にじゃねぇよ。」
「へ?」
「こいつにしっかりと謝れってんだよ!!」
「うわ!!!!化け物!!!!!助けてくれーーー!!」
黒崎
一勇
(
かずい
)
/15歳
髪の色/オレンジ
瞳の色/ブラウン
職業/高校生兼死神
〜黒崎医院〜
「ただいまー。」
一勇が帰宅すると、ライオンのぬいぐるみが出迎えた。
「あれ?コン、お袋は?」
「織姫ちゃんは買い物だよ。」
「親父は病院か?」
コンはてくてくと廊下からリビングへと向かう。
「一護は尸魂界に行っちまったよ。定例会だってよ。」
リビングに入った一勇はカバンをソファーへと投げた。
「部隊長も大変だな。」
「虚が出たら
彦禰
(
ひこね
)
かお前の近い方が出てくれってさ。」
彦禰とは一昨年護廷隊の十二番隊に入隊し、十二番隊から外世部隊として十三番隊付で現世隊へと異動してきた青年である。
彼は入隊と同時に六席の席次が与えられるほどの人材だ。
また初の
流魂街
(
るこんがい
)
錆面
(
さびつら
)
地区出身の死神となった人物でもある。
ホロー!ホロー!
一勇の制服のズボンに括り付けてある《死神代行証》が光りながら鳴り響く。
虚
(
ホロウ
)
の出現を知らせる警告音だ。
「うぉぉぉい!何度鳴ってもびっくりするなぁ。えぇと、、、ちょうど真ん中くらいだな。」
「コン、ちょっと俺行ってくるわ!」
〜空座町某所〜
「破道の三十三、蒼火墜!!」
一勇が着くと、もうすでに彦禰が戦闘を始めていた。
「彦禰!!」
「一勇君!」
二人は目を見合わせ同時に斬魄刀を振り下ろす。
斬られた虚は蒸発するように空へと消えていった。
[9]前話
[1]次
最初
最後
[5]目次
[3]栞
現在:1/6
[6]トップ
/
[8]マイページ
小説検索
/
ランキング
利用規約
/
FAQ
/
運営情報
取扱説明書
/
プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク