ツヴァイウィングと鏡の主
~龍牙side~
あれから早数年…少女は元気に過ごしているが今の俺にはもう関係ない
あの後全世界が俺のことを血眼になって探しているそうだ。ままノイズを倒せる力があれば当然か…
そして俺はいつものように響を見ていたが響はもう13歳。
中学生だ。そして響はどうやら【ツヴァイウィング】というアーティストデュオのライブを見に行くらしい。
そしてその当日、響を誘った響の親友【小日向未来】が用事で来れなくなったらしい。
全く……人を誘っておいて…まあいいか。
そして響は会場に入ったがとてつもない客とステージの広さだった。
さすがは有名なグループなんだなと思った。
そして始まった【ツヴァイウィング】のライブ。
メンバーは【天羽奏】と【風鳴翼】の二人。
曲名は【虹色のフリューゲル】初めて聞いた曲だが、なかなかにいい曲だ。
これが有名アーティストの実力か…
そして一曲目が終わった後、アンコールの声が響く中、地獄が始まった。
突如ライブ会場にノイズの大群が現れたのだ。
それで驚いた客たちは慌てて逃げる。
逃げていても空からも陸からも来るノイズに人々が次々に灰にされていく。
そんな中響はずっとその場に突っ立っていた。
何やってるんだ!!早く逃げろ!!
すると、ステージの真ん中で変化が起きた。
ステージにいた【天羽奏】と【風鳴翼】が歌を歌った。
奏「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」
翼「Imyuteus amenohabakiri tron」
二人が歌を歌うと二人の体は光はじめ、光がやむと二人は謎の鎧?を着ていた。
そして二人は武器を取りノイズを攻撃した。
するとノイズが灰となって消えて行った。
なるほどな…あれが【シンフォギア】か…
【シンフォギア】。俺がミラーワールドでしか見れない本で見た謎のもの。
あれは聖遺物というものを聖唱を歌うことによって纏うものらしい。
だが傍から見てもあれは…コスプレにしか見えない。
そして二人はノイズを撃破していくが奏の武器が光を発しなくなった。
奏「クソ!時限式はここまでかよ!!」
奏は仕方なく光を発しなくなった槍でノイズを撃破していく。
だがさっきより早さが落ちている。
すると…
「きゃあ!」
突如声が聞こえた。
俺がその方向を見てみると…
「うう…」
上から落ちて足をけがしている響の姿があった。響!!
するとノイズがそれに気づき響にノイズが近づく。
クソ!今ドライバーは調整中…アナザーリュウガしか使えない…
これでいくしかないか…?だが…体が拒否する。何で動かないんだよ!
動けよ!俺の体!!響が…
すると奏が響に近づいたノイズを薙ぎ払った。
「走れ!!」
響はよろよろでその場から離れようとする。
クソ…!守るって言っておきながらこんなところで何もできないなんて…!
体が怖がってる…響にあの姿を見られるのが…!自分の化け物の姿を見られるのが…!
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