ビルに潜む謎 その1
「だろうな。だがお前の個性、無敵ってわけじゃあない」
もやで見えないが余裕のある表情だろう黒霧にジョルノが言う
「…今なんと?」
「実体がある。なけりゃあ「あぶない」なんて言葉は出てこないし、服を着る必要なんてないからな…」
ゴールド・Eは左の握り拳をゆっくり開く。すると手の中にあったそれが黒霧の服の上に落ちる
「!! な、サソ…!」
服の上でカサカサ蠢くサソリが、服の上から黒霧に尾の針を突き刺そうとする
ブワッ ブッヂィ!
しかし黒霧はとっさにもやでサソリの胴体を包む。すると胴体がちぎれ、サソリは真っ二つに割れた石ころに戻りながら地面に落ちていく
「こ、このガキ…!」
「お前達がぼくの『夢』を阻むというのならば、父の因縁だろうが関係ない。ここでお前達を倒す!」
「仕切ってんじゃあねえぞコロネ野郎!」
「てめーは俺らがぶちのめす!」
ジョルノが言い切ったタイミングで爆豪と切島も黒霧に突撃するが
「散らして!」
黒霧は生徒を逃さないように前方にもやをバラまき
「なぶり殺すッ!」
もやに包まれたジョルノ達は、その姿を消した
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