無情なるイレイザーヘッド その2
「ちなみに除籍はウソな」
『………は?』
さらっと言われたセリフに唖然とする多数の生徒に、相澤はハッと鼻で笑いながら
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
『は───!!?』
一部を除き、見事に騙された生徒達は絶叫した
「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ」
(…いや、あの目は本当に除籍するつもりの目だった……おそらく見込みがないと判断した生徒は全員だ…)
ジョルノは相澤が思っていた以上に容赦のない先生だと認識する一方で、安堵する生徒達を見ながらこう思った
(でもまあ……ぼくを含めた全員が彼のお眼鏡にかなったって事で…良しだったってことにするかな)
ジョルノ・ジョバァーナ──1位で個性把握テストを突破
緑谷 出久──最下位。ただし見込みありとみなされA組への在籍続行
握力計──再起不能。後日、学校が買い直すことに
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