ハーメルン
黄金体験のヒーローアカデミア
戦闘訓練 その1

波乱の初日を乗り越えたジョルノは、その後は特に問題ない、普通の学校生活を送っていた

そしてある日の午後の授業

「わーたーしーがー!!」
「来た…ッ!!」



「普通にドアから来た!!」

オールマイトがヒーローコスチュームを身につけた状態で、言葉通り普通に教室に入ってきた

「オールマイトだ!」
「スゲェ──やッ、本当に先生やってるんだ!」
「「銀時代(シルバーエイジ)」のコスチュームだぞアレ…ッ!!」

No. 1ヒーローが指導してくれるというシチュエーションに生徒達が興奮する中、手に持っていたボードをみんなに見せつける

そこには『BATTLE』の文字がデカデカと書かれていた

「早速だが、今日はコレ!『戦闘訓練』ッ!!そしてそいつに伴って…」

オールマイトがリモコンを操作すると、壁が迫り出てきて、21人分のロッカーが現れる

「こちらッ!入学前に送ってもらった『個性届け』『要望』に沿ってあつらえた……戦闘服(コスチューム)!!」

これにはクラス全員が湧き上がった。立ち上がって喜ぶ者もいて、ジョルノも静かに笑っていた

「着替えたら、順次グラウンド・βに集まるんだ!」

そのオールマイトの指示に、何人かが大声で返事した



「ジョルノ、まるで制服みたいなコスチュームだな」
「障子ですか……」

着替え終わったジョルノがグラウンド・βで待っていると、障子が戦闘服(コスチューム)を纏ってやってきた。特に目立った戦闘服(コスチューム)ではないが、彼は個性で目立つ方なのでヒーローとしては特に問題なかった

一方ジョルノは障子の言うように、中学の頃の改造学ランをさらに先鋭化させた戦闘服(コスチューム)だった。胸元に大きな穴が空いた紫色の服で、随所に青いテントウムシのブローチがあしらわれている

なお、普通の服のように見えて、耐熱・耐寒・耐電・耐ショックなど最低限の防御力は備わっている

「まあぼくは“個性”の都合上、防ぐよりも躱す方がいいので」
「お前の個性か…一体どんな個性なんだ?動物や植物を生み出したと思ったら、身体能力が高かったり幽霊みたいなのを出したり……俺としても非常に興味がある」
「それは、この授業で分かりますよ」

会話はそこで終わり、それから間も無く戦闘服(コスチューム)を着込んだクラスメイトが集まった。最後に全身緑色で頭頂部にうさぎのようなV字(おそらくオールマイトをモチーフにした)がついた緑谷が現れて、全員が集合する

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