ハーメルン
Parallel Worid of ZI-O -仮面ライダーピリオド-
ビースト・ショウタイム/2018
「「はぁぁぁ‼︎」」
私のジカンサーベルとダークキバのザンバットソードがぶつかり合う。
お互いの技量は大して差は無いが、スペック的に言えば私の方が劣る。
アーマータイムによる手数の多さが強みのピリオドに対して、ダークキバはその高い防御力と攻撃力に加えてほぼノーモーションで発動できる紋章ハメという厄介な能力を持つ。さらにアトラの場合は本来存在しない能力がある。
『
ボ・ボ・ボウガン!
』
『W!』
一旦距離を取りジカンサーベルをボウガンモードに変形させて射撃を行うが、すかさずダークキバもフエッスルを挿入する。
召喚したのはWのトリガー形態が使用する『トリガーマグナム』。
これがアトラの持つ能力。歴代ライダーの力を他のネガライダーのアイテムに変換することができる。ダークキバの場合はフエッスル、以前戦った時にはアドベントカードやロックシードまで所持していた。
トリガーマグナムはルナトリガーの状態で召喚されたのか、弾道が不規則に変化する。あまり遠距離戦がいいとは思えない。つーかエボルでいったほうが良かった。
『今更すぎる。が、紋章ハメは流石のオレでもどうにもならんぞ。』
ワープ機能がある分幾分かはマシでしょ。
近接パワータイプで押し切るわ。
『
GILLS!
』
『
Armor Time!GILLS!
』
ギルスウォッチを起動し、濃い緑色の生物感が強いギルスアーマーを纏う。私目掛けて飛んでくる光弾を両肩から伸びる触手『Ωギルスフィーラー』で払い除けて行き、両腕から生えた刃『Ωギルスクロウ』でダークキバに斬りかかる。
ダメージは微妙だがさっきよりかはマシらしく、少し怯んでいる。その隙に触手を駆使してトリガーマグナムを奪い取り撃ち込む。
「ハッ、ジオウやゲイツより強いのは当然か。ならもう少し手の内を見せてやる。」
余裕そうにアトラが取り出したのは…またもや銃形の武器……!?あれは…!
『カイジン ライド レギオン バハムート』
ディエンドライバーにカードを装填しトリガーを引くと、二体の怪人が召喚される。
薙刀を持った単眼の怪人、レギオン。
赤い肉体のどこか魚類を思われる怪人、バハムート。
いずれもウィザードと戦った、しかも幹部級では無いとは言えウィザード、ビーストを苦戦させたファントム。
「貴女の心…実に美しい…エキサイティング‼︎」
「クク…俺も楽しませろ!」
躊躇いなく突っ込んでくる二体の怪人を迎え撃つ、がギルスアーマーは攻撃力は高くても紙装甲。あいつら相手には相性が悪いかも。
特にレギオンはヤバい。あいつの槍『ハルメギド』は切り裂くだけでアンダーワールドへの侵入を可能にする面倒な能力がある。できれば近づきたくないけどゴリゴリ脳筋型なバハムートに押し勝てる遠距離型は…くっそ、タンクタンクとかカチドキとか中間形態が羨ましい!
『だからエボルにしとけばってあれほど…』
一回しか言ってないでしょーが!とりあえずはローグで凌ぐのがベスト…
『あ…ヤバい…エミ、上見ろ。』
は?何よ急に……やっべ、紋章あるじゃん。
[9]前話
[1]次
最初
最後
[5]目次
[3]栞
現在:1/6
[6]トップ
/
[8]マイページ
小説検索
/
ランキング
利用規約
/
FAQ
/
運営情報
取扱説明書
/
プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク