ガルパンすべらない話
【ペプシ】
アリサ「短くてもいい?」
逸見 「面白ければなんでもいいわよ」
アリサ「うちの隊長のくしゃみが『ペプシ』なのよ」
ペパ 「だっはっはっは!!」
――――――――――
【寄り道】
ペパ 「北海道で、みんなで大学選抜と戦ったことあったじゃないっすか」
ヒップ「ありましたわねぇ」
ペパ 「あのあと帰る段になって、ウチらは食材探しをしたくて陸路で帰ったんすよ」
逸見 「あーー、そうだったわね。サンダースとかが乗せてくれるって言ってるのを断ってまで、わざわざ」
アリサ「あったあった」
ペパ 「っす。んで、それ自体は嘘でもなんでもなくて実際に食材探しもやってたんすけど、実はその他にもちょっとイベントがあって」
アリサ「へぇ?」
ペパ 「ドゥーチェがね、『ディズニーランド寄ろう』って言い出したんすよ」
逸見「ふっふふ」
ペパ 「まあまあ、言うて高3っすから。遊びたい気持ちは分かるんすよ。あの人めっちゃディズニーランド似合いますし。でも北海道から栃木に帰るっつってんのに『ディズニーランド寄ろう』って」
絹代 「千葉ですもんね」
アリサ「ああ、『寄る』って距離じゃないわね」
ペパ 「そうっすよね。私もパッチョも『はぁ?』って感じで」
逸見 「で、行ったの?」
ペパ 「行きましたねー」
アリサ「あはははは!!」
――――――――――
【作戦】
ヒップ「知波単さんと練習試合をした時のお話ですけれど」
絹代 「ほほう」
ヒップ「唐突に、ダージリン様に『ローズヒップ、次はどうしたらいいと思う?』って振られたんですのよ」
逸見 「ふふふ、今のモノマネ?」
ヒップ「『ローズヒップ、次はどうしたらいいと思う?』」
アリサ「へっ、変に上手いのツボるからやめて」
ヒップ「『んローズヒップぅ』」
アリサ「悪意が混じってきた」
ペパ 「ヤバいヤバい、進まないのに面白ぇ、はっはっは!!」
逸見 「進めなさいよ!」
ヒップ「あっはい。……えー、それで、私は『突撃したらどうですか』って返したんですの」
絹代 「ほお!」
ヒップ「それは別に考え無しという訳でもなくて、あの頃の知波単さんは意識的に突撃戦法から遠ざかってる時期でしたし、何より聖グロが突撃に走るとは相手も思わないだろうっていう考えも込みでの提案だったんですけれど。それを聞いたダージリン様が黙っちゃいまして」
ペパ 「あー、怖い怖い……」
逸見 「隊長が黙ると怖いわよね」
ヒップ「そうなんですのよ。で、それが丸々1分くらい続いて」
逸見 「試合中の1分は長いわ」
ヒップ「ええ。だから私も不安になっちゃって、さっき言ったようなことを説明したんです。知波単さんの意表を突くためで、あーだこーだみたいな」
アリサ「うんうん」
ヒップ「で。あらかた説明が終わったら、ダージリン様、すっごいしみじみと『良い作戦ねぇー……』って言ったんです」
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