03 暇を持て余した永琳の遊び
今日は妖精のみんなとお猿さんたちととある場所の調査です!
お猿さんたちは武器を持ったかな~?
「「「「ウボンバ!!」」」」
妖精のみんなは~?
「「「「お~!」」」」
よぉしっ!出ぁ~発っ!
どうやら、到着しましたよぉ。
現代建築、いやSF未来都市がありました。
なんだこれ・・・世界観をぶち壊しに来てるなぁ。
とりあえず、中の方へ ドタドタと
「あら?あなた達、この都市はもうすぐ放棄されて土に還るわよ。」
建物の中やら外やらを探検していると、プラチナシルバーの髪を三つ編みに纏めた美人な女性の方がいらっしゃいました。少々奇抜なファッションではありますが・・・。
少しお話をしてから、素直に立ち去ることにしました。
この美人なお姉さんは八意永琳さんで、この超未来文明の学者な偉い人だそうで超未来的な文明人な方々は月に引っ越すそうで、永琳さんが最後の一人だったそうです。
「まぁ、せっかく来てくれたのに何もお土産が無いのは可哀そうよね。よかったら、これでも持っていきなさいな。」
そう言って彼女が渡してきたのは・・・渡してきたのは・・・え???・・・なにこれ?
SIDE 八意永琳
最期の脱出ポットで月に行こうとしていたら、お客さんかしら妖精が原人と一緒に放棄前の都に入ってきたのね。
廃棄処分中だから結界が崩れているのかしら?
戯れに接触してみるのもいいわね。
妖精の少女、ちょっと面白そうね。
この子、妖精にしては頭が切れる、他の妖精や原人に指示を出しているわ。
ちゃんと、建物や周囲の安全を確保しようとしている。それに気になるのは妖精の持つ根源の力が他の子たちとは少し違うみたいね。時間があれば連れて行って調べたいけど・・・。
「あら?あなた達、この都市はもうすぐ放棄されて土に還るわよ。」
たぶん無いだろうけどいつかまた地上に戻ってきたときのために唾を付けとくのも面白いかもね。
「まぁ、せっかく来てくれたのに何もお土産が無いのは可哀そうよね。よかったら、これでも持っていきなさいな。」
姫様に上げようと思った玩具だったんだけど、姫様は要らないって言うし・・・我ながら凝った作りだっただけに捨てるのはもったいない。この子にあげちゃいましょ。容姿的にも悪くないわ。
SIDEOUT
永琳さんから貰ったのは本当に何だこれオーパーツってレベルじゃねえぞ!
装飾過多なバトン状の杖を渡される。
「これは私のしゅm、ゴホンゴホン!!研究の一環でつくった魔法のバトンよ。」
「ま、魔法のバトン?」
先端にハートの飾りがついてるのはいい・・・柄の部分が太い、なぜか熨斗紙が巻いてあり紅白の水引で装飾してある。なお全体的にピンク、持ち手部分は普通。
「ティターニアちゃん、この魔法のバトンで変身すると魔法の力が使えるわ。プリティ・ティターニアに変身よ♪」
なんか最後の方ノリノリじゃない?やっぱ、あんた・・・趣味で作ったろ・・・。
「プリティ・ティターニアに変身よ♪」
なぜ、2回言った。
ふむふむ、魔法の力ねぇ・・・毛皮1枚の生活も卒業したいし・・・洋服とか出せるかな。
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