ライの強さ
対抗戦の翌日
「ええとですね、今日は二人、転校生を紹介します」
真耶の言葉に昨日の事を知っている、一夏、箒、セシリアはまさかと思いながら昨日の人物が頭に浮かぶ。
「入って来い蒼月、四十万」
「はい」
千冬の言葉に返事して入って来たのは、昨日の無人機二機を撃退した銀髪蒼眼の少年ライと同じ銀髪空眼の少年アキラだった。
時は少し遡り昨日の生徒会室・・・。
「所でライ君とアキラ君はこれからどうするの?」
「僕らもここに入学しようと思います。束さんから勧められましたし」
「束!?束だと!!?お前は束と合った事があるのか!?」
楯無がライたちにこれからどうするか聞くとライはアキラとともに束の勧めでIS学園に入学しようと口にすると、千冬が束の名前を聞き驚きながら束の知り合いかライに聞いた。
「僕らがこの世界で初めて会ったのが束さんで今までお世話になっていました」
「迷惑をかけてしまいましたね、彼女は気にしてなさそうでしたけど」
「あの束が他人の世話をだと・・・」
そう篠ノ之束は自身が興味を持った者にしか接しない。他は皆有象無象なのだ。その束が他人のライたちの世話をしたことに千冬は驚いた。
「そう言う訳なので入学の許可を頂きたいのですが・・・」
「あ、ああ良いだろう。男でISを動かせるのなら問題はないが、君の名前はどうする?流石に姓が無いのは問題があるのだが・・・」
ライのほうを向き問う。
「そうですね・・・蒼い月下から取って、蒼月。僕はこの世界では蒼月ライと名乗る事にします」
「蒼月か、分かったそのように手配しておく」
「ありがとうございます。これからよろしくお願いします織斑先生」
「それでいいのですか? 父上」
「かまわないよ、どうしてそんなこと言うの?」
「苗字、母上と違うことになりますけど」
「あ~、そういうことね」
カレンは顔を真っ赤にしてしおらしくなる。父上も顔を紅くしながらカレンを見て、僕を見た。
「まだ大丈夫だよ。でも、そのうち・・・ね」
そして現在。
「初めまして。蒼月ライです。非公式ながらISを動かせる二人目の男性操縦者です。ISの事で知識不足があると思いますが、皆さんについて行けるように頑張りますので、どうかよろしくお願いします」
「初めまして、四十万アキラです。同じく非公式ですが、ISを動かすことができます。知識不足等で、皆さんに迷惑をかけるかと思いますが、付いて行けるように頑張りますので、よろしくお願いします」
「「「・・・・・・」」」
ライとアキラの紹介を聞き教室が静寂に包まれるが次の瞬間・・・。
「「「キャアアアアアアアアッ!!!」」」
大音量の黄色い声援が響いた(千冬、真耶、一夏、箒、セシリア、カレンは直前に察し耳を塞いだ)。
「男子が2人もよ!」
「整った美形よ!」
「私このクラスで良かった!」
狂喜乱舞の女子達である。
「あれ~?その指輪カレレンと同じだ~」
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