ハーメルン
双璧の結晶と双璧が行くIS世界
セシリア・オルコット登場

 一時間目が終わり現在は休み時間だが一夏は机に頭を伏せていた。

「・・・ちょっといいか」

「・・・箒?」

 一夏に声を掛けたのは幼馴染の篠ノ之箒であった。一夏は声を掛けられその人物を見てその人物であろう名を呟いた。

「話がある廊下でいいか?」

「あ、ああ」

 2人は話をするため教室を出た。その後ろを女子達はついて行った。

 カレンは次の授業の準備をしていると声を掛けられた。

「ねぇねぇ~カレレン~」

「そのカレレンって私の事?」

「そうだよ~カレンだから、カレレンだよ。あ私は布仏本音だよ~本音かのほほんさんって呼んで~よろしく」

 カレンに話しかけたのは袖が余った制服をきた布仏本音でありその後ろに2人の女子もいた。

「本音ねよろしくね。後ろの2人は?」

「私は相川清香です。これからよろしくお願いします紅月さん」

「初めまして私は谷本癒子です。よろしくお願いします紅月さん」

「相川さんに谷本さんね、よろしく私の事は名前で呼んでもらってもいいから。それと敬語も良いわよ堅苦しいのは苦手だから」

「じゃ、カレンも私の事も名前で呼んで、勿論敬語はなしで」

「私も清香と同じでいいです」

「分かったわこれからよろしくね、清香、癒子」

 休み時間にカレンは順調にクラスに馴染み始めた。

 その頃一夏は箒と再開の会話をしていた。

「久しぶりだな箒。一目で箒と分かったぞリボンも同じだし」

「そ、そうか。わ、私も一夏だと直ぐに分かったぞ」

 箒の顔はにやけるのを抑えているせいか、凄い剣幕になっていた。

 キーンコーンカーンコーンとチャイムがなり2人は教室に戻った。

パァンッ!パァンッ!

「さっさと席に着け遅刻者共」

「「・・・ご指導ありがとうございます、織斑先生」」

一夏と箒は遅刻した事により千冬の出席簿アタックをもらった。

(何で出席簿であんな音が出せるのかしら?織斑先生って実はパワー系のギアスを持っているんじゃないかしら?)

「紅月今何かサラッと私の事を馬鹿にしなかったか?」

「い、いえ滅相もありません!(心もよめるの!?)」

 カレンが心の中で思っていると千冬が注意してきて慌てて謝罪した。

「そうか、では授業を始める山田先生」

「はい」

 そして二時間目無事に終わらなかった。その原因は一夏が必須と書いていた参考書を古い電話帳と間違え捨ててしまったのだ。千冬が再発行してやるから一週間で覚えろと言いい一夏は反論するが取り合ってくれなかった。

 因みにカレンはまだ全部覚えていないが半分程は覚えた。一週間前から千冬と楯無に色々と教えてもらいながら。

 そして休み時間。

「ちょっと、よろしくて?」

「へ?」

 この時間も針のむしろになると思った一夏だったが金髪のいかにもお嬢様という人物が声をかけてきた。

「訊いています?お返事は?」

「あ、ああ。訊いているけど何か用か?」

「まあ!何ですのそのお返事は!わたくしに話しかけられているのですからそれ相応の態度というものがあるんではないかしら?」

[9]前話 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/3

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析