王の裁きそして再会
クラス対抗戦の途中で現れた黒い全身装甲のIS2機と戦っていた、カレン、一夏、鈴は反撃に出ようとしたが、箒が放送室で一夏の名を叫んだ事によって、ターゲットにされてしまう。カレン達が止めようとしたが、止められずビームは放送室ごと壊されたと思ったが、蒼い全身装甲のISと紫色の全身装甲のISがたたずんでいて、ビームを無力化していた。カレンはその蒼い機体をみて操縦者の名を呟いた。
「・・ラ、イ・・・」
オープンチャンネルで話しかける。
「・・・カレン久しぶり・・・」
「本当にアナタなのね?」
「ああ僕は君が知っているライだ」
「ライ今まで何処にいたの?それにどうして・・・」
「今は先にあの無人機の排除をするよ。話はその後で」
「う、ん。え?無人機!?」
「はっ!?ISは人が乗らないと動かないんじゃ・・・」
ライの無人機発言にカレンと鈴は反応した。
「あの機体からは人の熱源が出ないんだ。だからアレは無人機なのさ」
「後ろの子、怪我とかない?」
「あ、ああ。すまない助けて貰って」
紫色のISの搭乗者は箒に安否を確認した。
「さて僕ともう一人であの2機を相手にするからカレンはその2人を守って」
「でもライ・・・」
「大丈夫だよ。それよりそこの2人が狙われたら危険だからね」
「・・・分かったわ。但し無事に帰って来てね」
「ああ」
カレンとのやり取りを終えたライは右手に制動刀を構えた。
プライベートチャンネルを紫色のISとつなぎ直す。
「さて、さっさと片付けるか」
「わかりました」
ライはビームを撃ったISに近づこうとした。しかしもう一機がライの後ろから殴り掛かったが・・・。
「邪魔はさせない」
と紫色の全身装甲のISの尻尾でこぶしをからめとり引き寄せて投げ捨てる。生まれる隙はわずか2秒。
「まずは一機、行くよ」
「わかりました」
ライはすかさずビームを発射したISに近づき輻射波動を叩き込んだ。同じタイミングで僚機の左肘がビームを発射したISの背中に当たり、同じタイミングで輻射波動を展開。一機破壊までの時間、たったの2秒。
「すっげー」
「何あの超速連携・・・」
一夏と鈴はライと僚機の戦いを見てライたちの力量の高さを目のあたりにした。
投げ飛ばされたISは体勢を立て直そうとしたが、既にライは懐に入っており攻撃した。
「いくよ!」
「はい」
僚機との連携。前面と後面からの上下からの斬撃。斬るタイミング振りかぶるタイミング、一寸一秒変わらない。
この攻撃はラウンズ級の腕前がなくては避けられず相手は最初から食らい中破した。
「これで最後!」
止めにライが輻射波動を叩き込みISは爆散した。全機撃破までの時間、たったの20秒。
「アタシ達が手も足も出せなかったISを・・・」
「たったの20秒で倒した・・・」
鈴と一夏は圧倒的なライたちの強さを感じた。
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