ハーメルン
Re:夢X夜
2019/12/07

 私は教室でクラスメートたちとアタック25をやっていた。私は赤で、盤上には赤のほかに白があった。白は大人しい女性だった。盤面左上を中心に格子状に白が展開していて、赤の私がそれに並ぶといった具合の戦況だ。私は解答して、13に赤を置こうとした。既に囲まれている位置だ。取ればもう裏返らない。すると、周りから猛反対の声があがった。狡い汚いと言われながらも13を取ると、いよいよ周りは全員敵に回った。
 そしてここからは赤の私VS白のクラス全員というルールになった。雑学は得意だ。クイズなら束になってかかって来いといった具合だが、問題はオセロである。私は定石を知らないが、敵の方はこれだけいれば一人くらい練習した奴もいそうなものだ。私はクイズの解答よりパネルの配置に神経をすり減らしていた。



 別のシーン。人狼ゲームと鬼ごっこの混ざったような遊びをやっていた。鬼はタッチした二分後に逃走者を脱落させるらしい。その鬼が特殊な役職だったのか、はたまたウインクキラーのように鬼がその場でばれないようにするためのルールなのかは定かでない。アスレチックの上でやっていて、池の飛び石を渡っている最中に毒が回った私は池にはまった。

 次の試合は体育館で行われた。今回は役職の中に「鳳凰」というものがあった。村人サイドで、特殊勝利を狙える役職らしい。シャッフルして、私に配られたカードは「生贄の鶏」。どうやら鳳凰の特殊勝利に貢献できる役職のようだ。ゲームが始まると、私は間もなく脱落した。
 死亡地点に倒れていると、魂魄妖夢がやってきた。妖夢は私に立ち上がり、ついてくるよう促した。ゾンビ行為はマナー違反だ。私は断ったが、妖夢は「あなたは私の一部、もう一人の私なんだから大丈夫だよ」と言った。私は妖夢の半霊役として、倒れたまま彼女の後ろを這いまわった。
 結局、ゲームは鳳凰の活躍により村側の勝利で終わった。お手柄の鳳凰は、妖夢である。妖夢は舞台に上がると、踊って、騒いで、歓声を身に浴びた。私も彼女に手を引かれるまま、舞台に上がっていた。私と妖夢はがっちりと肩を組み、ラインダンスを踊った。「仲いいアピールかよ!」と煽られたので、「仲いいもん!」と満面の笑みでピースを返してやった。

 それからも何試合かやった。どうにも鬼の側が強すぎるということで、私たちは舞台の裏で調整ルールを考えていた。鬼を倒すためのアイテムに上方修正を加える、村側の役職をもう少し強くする、などの案があった。

[9]前話 [1]次話 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/1

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析