第一次攻撃
米軍司令部
「なにが起こったっ!?」
「キンメル大将!!空襲です!!
『日本軍の攻撃です!!』」
「バカなっ?!
動ける艦艇はいないのか!?」
「ほぼ全ての艦艇が火を落としています!!
精々の沿岸警備隊程度です!!」
「全艦艇に通達!!
急ぎ戦闘に参加せよ!!
基地の電力を回して対空砲座の一つでも動かすんだ!!」
「はっ!!」
誰かが駆け込んで来る
「で、伝令!!
発電所がやられました!!
島内の至る所で停電が発生!!
ドック内の艦艇はただの置物になっています!!」
「湾内外縁部に居る
軽巡洋艦はどうした!!」
「一部艦艇で反撃を開始していますが、
湾内に艦艇が多く、湾外へ退避したいと
『発光信号』で連絡が来ています!!」
「兎に角光源で返信!!
全艦艇は湾外へ退避せよ!!
反撃は各個の奮闘にて対応しろと!!」
「大将!!どちらへ!?」
「キャンベルに航空支援を伝えに行く!!
車を出せ!!」
「は!!」
「貴様は、兎に角各艦艇へ伝令を広めろ!!
電力は最悪停泊中の『戦艦から電力を確保しろ!!』」
「イエッサー!!」
▽
「第一次攻撃隊より入電。」
トラ・トラ・トラ
「始まったな。」
「長官。」
「各攻撃目標は作戦通りに、
『タガメ』はまだ見つからんか?」
「現在、衝雷3号機より潜水艦発見と報告がありましたが、
『味方潜水艦と誤認』と報告が上がっています。」
「・・・甲標的と?」
「は、そのように報告を受けています。」
(すると、甲標的は一部は湾内へ入れた・・・)
「参謀、その潜水艦は進行方向が
どちらに進んでいたか解るか?」
「っ?!詳細を上げさせます!!」
「急げ、
やむを得ん、『無線封鎖解除』
『別働航空艦隊』に打電、
『タガメは既に紛れている』それで解る。」
「は!!」
「長官、封鎖解除の条件は!?」
「参謀、
甲標的は、先に攻撃を仕掛けていなければ、
『破壊処分』と定めていた筈だ。」
「しかし。」
「爆撃が始まっても、
『甲標的』から連絡が入らない、
つまり、
『入れなかったか、間に合わなかった』
と言う事になる。」
▽
「本隊より入電!!」
「・・・甲標的がやられましたか。」
「畝傍大佐?」
「緒方艦長、
全艦に『カチコミの時間』と通達を。」
「・・・いよいよですか。」
「はい、『アメリカ戦艦との殴り合いです』」
▽
「くそっ、ジャパニーズめ、やってくれる、
滑走路はまだ大丈夫なんだな!?」
「はい、対空砲が爆撃機を近寄らせません!!」
「兎に角飛べる機体は全部だ!!
じゃんじゃん飛ばせ!!
ルールなんて構うな!!」
どかどかと走り込んで来る大将
「キャンベル!!」
「ハズバンド、間違えるから、
ウォルターと言えと言っただろう?」
「ちっ、口はまだ元気だな、
戦闘機を上げろ!!兎に角全部だ!!」
「んなもんわかっている!!
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