ハーメルン
21世紀TS少女による未来世紀VRゲーム実況配信!
5.-TOUMA-(剣豪アクション・生活シミュレーション)<3>
「そうではなく、ヨシムネ様にコンタクトを取りたいという方がいらっしゃるのです」
「動画投稿で有名になったから、リアルで会いたいとかそれ系?」
「一応それ系ではあるのですが……。実は、ミドリシリーズのガイノイド開発室長が、ヨシムネ様に会いたいとおっしゃっていまして」
ガイノイドの開発室長? なんでそんな偉そうな人が俺に会いたがっているんだ。
「ミドリシリーズを使った動画配信について、話を聞きたいと」
「え、もしかして怒られたりする?」
「そういったニュアンスは、なさそうでしたね」
「そっかー。会った方がいい?」
「私はヨコハマ・アーコロジー行政区の所属ですが、ミドリシリーズの一員としては、開発室の意向には可能ならば従いたいところです」
まあ、開発者が相手だと仕方ないね。
「じゃ、会おうか。いつになる?」
「急ですが明日にしましょうか。もう十五日も連続で動画の撮影を続けていますし、一日くらい休みを入れてもいいでしょう」
「いや、動画の完結まで毎日更新は続けたいから、面会が早く終わるならゲームプレイもしたいな……」
「そうですか? それでしたら、ゲーム内での休息を多く取りましょうか。ちなみに室長はもうヨコハマ・アーコロジーまで来ているようですので、面会までそう時間もかからないと思いますよ」
そういうわけで、なんだかよく分からないけれど、お偉いさんと会うことになったのだった。
怒られないなら、どっしり構えておくか。
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