第4話 騎士の誉れ
気をそちらに向けていると、龍が飛び立とうとしていた。
そこに、ハルバードが投げつけられ、遠距離武器が叩き込まれやつの腕が消し飛んだ。
これでは狩りではなく戦いか。
護るためなら狩りをするなと言うことか、ならば先にワイバーンを潰しておかねばな。
剣の力を無くし、弓を出現させ魔術の矢をつがえ、上空に射出する。次元の蓋を開けたがごとく、矢の雨がワイバーンに降り注ぐ。
地表に到達する頃には霧散してしまうが、これならば人間に被害がでなくても良いだろう。
なんとも示しのつかない戦いだ。
こんな戦い、龍狩りの物語ではない。人間の癖に、神の気配を醸し出す少女が道に居たことに気がついた。
敵ではないが、このまま付いてくるのだろうか。
行列は次の村へとたどり着くも、身寄りの無いものは自衛隊の本隊がいる、アルヌスの丘へと向かって歩き出す。私も少女も、小人の少女も、アルヌスへと赴いた。
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