ハーメルン
凍える航海の悪魔 -彼女はただこの海を守りたかったー
鉄血の野望
???「今日は吹雪いていますね……」
そう言いながら彼女はカタカタと揺れる窓を眺めながら少し冷めた紅茶を飲み干す。
吹き付ける吹雪は猛烈で、今いるシェルターの上にどんどんと雪を積んでいく。
???「いつまで続くのかしら?これでは艦載機を飛ばしてロイヤルの補給の方を発見することも難しいですわ」
そんな心配をしているとギィ……と天井から鈍い音がする。
「……この音は誰かがいるとかではなくシェルターの針がきしんだ音ですわよね?ここに閉じ込められたりしませんよね……?」
その日、彼女は吹雪がやむ朝まで一睡もできなかった。
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