ハーメルン
IS×AC ガチタンが行く
タッグ戦闘訓練 

「皆さんご存じだと思いますが、二週間後に学年別タッグトーナメントがあります。ペアを決めて配ったプリントを記入したら今週中に提出してくださいね」

配られたプリントには名前を書く欄が2つと専用機の有無を記載する欄があった。

誰と組もうかな?皆はほぼ決まってるみたいだし。

周りを見回せば大半の生徒が「一緒に組もうよー」等といってペアを作っていた。珍しいとはいえ俺は男子。女子のコミュニティーには入れないのだ。

帰ったら簪さんを誘ってみるか。あの人位しか組んでくれそうな人いないし。

そう考え部屋に戻った俺は携帯を開いた。するとそこには一件のメールが届いていた。

❪有澤君。もしよかったら私と組んでくれないかな?❫

❪喜んで!❫

俺は即答した。まさかあちらから誘ってきてくれるとは嬉しい限りだ。知らない人と組むことにならなくて本当によかった。

❪じゃあさ。作戦会議とかしたいから明日の放課後に格納庫に来てくれない?そこでプリントも書いてしまおうよ❫

❪りょーかい❫

ふう。これで安心だな。よかったよかったペアが決まって。下手したらランダムで知らない人と組まされたかもしれないし。

『企業連からメールですよぉ』

何だ?企業連からメールだなんて珍しい。開いてくれ。

『はいはーい』

目の前に展開されたディスプレイにはある報告が載っていた。これを使えばタッグトーナメント、かなり有利に進められるぞ。しかし何でこの事知ってるんだ。













翌日の放課後。格納庫にて

「遅くなってすまない。待たせたかな?」

「ううん。私も今来たところだから」

「それはよかった。早速だがプリントをさっさと記入してしまおう。俺の名前は書いてあるからそっちの名前を書いてくれ」

「分かった、、、これでよし。じゃあ作戦を決めようよ。といっても有澤君一人でどうにかなりそうだけど」

「その事なんだが昨日企業連から面白い報告が来てな。これを見てくれ」

そこに書いてあったのは

❪どーも。企業連武装開発部門です。先日作成した更識さんのマルチロックオンシステムのことなんですが、性能を持て余していましたよね?そこで設定すれば他人のミサイルも誘導できるアップデートを送っておきました。ダウンロードして使って下さい。どうせ更識さんとペア組んだんでしょう?有効に使って下さい。❫

「ねえアップデートっていうのは?」

「このメールに添付されてた。ISを使ったメールって便利だよなこういうとき。ほれっ」

「ありがとう。ねえこれがあったら、、、」

「ああ。俺の大量のミサイル制御をそっちに任せられる。これなら腕武器と背部武器を一度に使えそうだ」

「有澤君ってミサイルは何発撃てるの?」

「一度に撃てるのは両肩にミサイルコンテナ積んで本数重視の低火力ミサイル使って70発ってところかな?」

「流石はタンクだね。私の倍以上じゃん。ならいけるかな?」

「よし。じゃあこれでいこう。俺と簪さんで初手ミサイルぶっぱ。俺はミサイルばら蒔きながら前衛。簪さんは後衛でミサイル誘導お願いしていいかな?」

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