ハーメルン
IS×AC ガチタンが行く
臨海学校 準備編 前編


このクソババア、言わせておけば、、、

「君、本当かね?ちょっと詰所まで来てもらおうか」

俺は問答無用で詰所へ連れていかれた。詰所に向かう途中クソババアはこれ見よがしに俺に向かって満面の笑みを浮かべてきた。




レゾナンス、警備員詰所

「さて、君の職業を教えてもらおう」

「俺は学生。高校1年生です」

「へえ高校生ね。もうあんたおしまいよ。この事を高校に連絡すれば婦女暴行であなたは退学処分。お先真っ暗ってわけ。ねえ今どんな気持ち?男がかっこつけて女に逆らってねえねえ今どんな気持ち?」

警備員の顔を見れば苦虫を噛み潰したような顔をしている。今の社会、こうなると何が起ころうと男は有罪不可避なのだ。

「仕方ないな、親御さんに来てもらおう。電話番号は?」

あっいいこと考えてたぞ俺

「ちょっと待ってください。来てもらうのは不可能ですが電話は出来ます」

そういった俺は詰所の電話を借りて有澤重工に繋ぐとこういった。

「もしもし。俺だ。隆彦だ。聞こえてるか?今レゾナンスでかくかくしかじかでな」

「ふむふむ。それは大変ですね」

そこへ割り込むクソババア

「話は聞いたわね。私だって鬼じゃあないわ。ここで慰謝料10万円払ったら許してあげてもいいわよ」

すると

「では社長と変わりますね」

電話口は我が父、有澤隆文に変わった。父はあの渋い声で

「相手の女性と話がしたい。電話を代わってくれ」

俺はクソババアに電話を代わった。

「うちの息子が世話になったそうだな。企業連所属、有澤重工社長、有澤隆文だ」

企業連という単語が出てきてあからさまに狼狽え始めたババア。覚えてらっしゃいと逃げようとするも警備員に止められる。グッジョブ警備員。

「ところであなたはうちの息子が世界で二人目のIS男性操縦者と知った上での事なのかね?その上うちの息子はIS学園に通っている。まさか冤罪等ということは無いだろうがもしそうなら、、、分かっているな?」

「なんだって言うの?私の友人は国際IS委員会日本支部会長よ。こんなことをしてただで済むとでも思っているの?」

「ほう。あなたは自分の立場が分かってないと見える。今回の騒動はうちの息子への、ひいては企業連への宣戦布告と判断してよいのだな?ちなみに企業連はIS委員会に少なからず資金援助をしているのだが、、、果たしてそんなことをしたあなたをIS委員会会長が庇いますかな?それにこちらで簡単に調べたところあなたはこういったことの常習犯だそうだが?」

クソババアは顔を真っ青にして震えていた。

「警備員よ。後処理は我々に任せてください。今企業連の者をそちらに向かわせています。うちの息子は解放してやって下さい」

「分かりました。それでは少年よ疑って悪かったな。もう出ていっていいぞ」

「大変ですね。それでは失礼します」

おっとあれを言い忘れていたな。

「ねえねえねえ、今どんな気持ち?圧倒的優位に居たと思ったらいつの間にか追い詰められて。ねえねえねえ、今どんな気持ち?」

よし。やるべきことは済んだな。さあ屑のせいで想定外の時間を取られた。早く簪と合流しなくては。俺は待機場所に急いだ。

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