第四話『つかの間の戯れ』
「りょふはいひまひた。もごもご……」
「うふふふっ、了解しました。ぶふっ、あはははっ!」
「……ん」
「そんな事、言われなくても解ってるわよ。いちいち偉そうにしないで、虫唾が走るから」
――やっぱり駄目かもしれない。
部下達のラインナップに痛烈な悪意を感じて、青年隊長はキリキリと痛む胃を思わず服の上から押さえるのであった。只管に願うのは、手持ちの胃薬が切れる前に作戦よ終ってくれと言う願望だ。
そして、改めて誓う。ここから生きて帰ったら、絶対にあの女に一発くれてやると。それだけが、今の青年の生き残る目的となっていた。
[9]前 [1]後書き 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:4/4
[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク