五つの難題
あれから部屋に戻った
するとさっきまで寝ていた面々が起きておりスプーンや箸を持っている
鈴仙の話によるとどうやらリア充しかすること許されぬあの『あーん』をしてくれるらしい
しかしそんなのされたら恥ずかしくて死ねるので伝えると鈴仙がまた撃って来たので俺はそれに甘んじることとなった
そしてご飯を食べ終わって俺は今寝転がっている
零「・・・・・なぁルーミア」
ルーミア「何なのだー?」
零「お前って紅霧異変の前から俺の事知ってたか?」
俺はお腹の上で寝ているルーミアに聞く
ルーミア「知らないのだー」
零「だよな~」
やはり勘違いなのだろうか
そんな事を思っていると先ほどまで皿洗いの手伝いをしていたミスチーとリグルが部屋に入ってきた
ミスチー「ねぇ零さん」
零「ん?」
ミスチー「零さんが私達を助けてくれたんでしょ?」
零「んー。ま、そう言う事になるのかな?」
リグル「その・・・ありがとうございました!」
二人が顔を赤らめて言ってくる
俺はルーミアを一度退かして立ち上がる
そして二人の頭に手を置いて撫でた
零「ししし、どう致しまして」
ミスチーリグル「「///////////」」
チルノ「大ちゃん!アタイ知ってる!あれってタラシって言うんでしょ!」
大妖精「チルノちゃん、多分違うと思うよ・・・」
さて、あれから夜になってミスチーとリグルは様子見でここに入院となって二人以外は家に帰った
鈴仙「では、何かあったら言ってくださいね」
零「おぉ」
そのまま鈴仙は部屋を出ていき俺は天井の木目でも数える事にした
しばらくして襖が開く音がした
起き上がって襖を見るそこにはボロボロの服を着た輝夜が居た
零「えっとね、確かに俺間違えて覗いたかも知れないよ?でもね、昼から誰か風呂に入ってるとか思わないわけで・・・その・・・すみませんでした・・・」
俺は頭を下げた
しかし輝夜はこちらに近付いてくる
殴られると思ったがこれは仕方ない事なので受け入れる事にした
しかし予想とは裏腹に輝夜は俺に抱き付いた
輝夜「お帰りっ・・・なさいっ・・・」
しかも泣きながらだ
零「ちょちょっ!?」
この状況をどうにかすべく俺は打開策を考えたが何も思い付かない
輝夜「永琳から聞いたわ。貴方記憶を失くしているのでしょ?」
零「・・・・・・・・・・」
輝夜「失踪したのも記憶を失くたのも誰かを守った代償だって私は信じてるわ」
零「そ、それは嬉しいんだけどそろそろ襖閉めてくれない?寒い・・・」
そう外では今雪が降っている
・・・・・・・・・ん?雪が降っている・・・?
輝夜「気付いた?」
零「なぁ、今って四が・・・卯月だよな?」
輝夜「えぇ」
零「じゃ、じゃあ何で外じゃ積もる位に雪が降ってんだ?」
俺が聞くと輝夜がニヤリと笑った
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