ハーメルン
二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです
4話『SAO生還者と新たな仲間』





町に戻りログアウトした後、俺は風呂に入り母さんと一緒に夕飯の支度を手伝っていると玄関のほうから扉が開く音が聞こえてくる。



「ただいま」

「父さん、帰ってきたな」



多分疲れてるだろうからぱぱっと済ませるかと少し台所から離れ冷蔵庫を開ける。

中は母さんが整理しているためにきれいで直ぐにものを取り出すと居間にでソファーに腰かける。父さんに渡す。



「お帰り、父さんはいこれ冷えたビール。」

「おっ、気が利くな…ああ、沁みる!これにつまみは…」

「ないよ。もうすぐ夕飯できるから、それまで待って」

「なんだ、しかたねえな…そうだ、太一お前NWOログインしたんだな。仕事仲間が言ってぞ」

「モニタリングしてたのかよ…別にいいけど」

「あれだけ暴れてたからな…っでどうだった?NWOは」

「…楽しかった…それとどこか懐かしく戻ってこれたって感じた」

「…そうか」



俺の言葉になにか察したのか少し微笑みを浮かべる。

それからすぐに夕飯ができて家族みんなで食べる中。また父さんから話を切り出してくる。



「そうだ、太一、今晩はまたNWOにログインするのか?」

「どうだろう…中学の復習もしておかないといけないし…」

「頑張るのは良いが根詰めるなよ。適度が大事なんだからな」

「適度ね…了解」



夕飯を終え食器を洗い終えた後自室に戻った俺はベッドに寝転がる。そして机とアミュスフィア勉強かゲームか交互に見て考えた後。よし!っと意気込みアミュスフィアを取る。







「今日で3度目のログイン…やっぱゲーマー気質は否めないな」



そんなことをぼやきながら町を散策する俺…この時間帯ならそこまで目立つこともないし、街の散策はしていないから今の内と歩いていると掲示板をみる。

どうやらパーティーの募集などが掲載されているようで様々な要望が書かれている。



「やっぱ、まだ始まって間もないから…あんまり要望を要求する募集はないな…」



別にパーティーに入りたいとは思ってないし、ソロでやっていくつもりだけど…パーティーはパーティーの強みがあるからな…



「なんだ?どこかのパーティーに入りたいのか?」

「え?っ!?」



咄嗟に声を掛けられ後ろを振り向くとそこにいたのは赤い鎧に身にまとうまだ若い男性。

見た感じでは壁役(タンク)か?と思たが彼の姿をして俺の記憶が刺激し思わず口に漏らす。



「ク、クライン?」

「ん?いや俺はクロムっていうんだが…」



困ったなと頭をかく彼に対して勝手に違う名前を呼んだことに謝罪するとすんなり許してくれた。その器量の広さもクラインに似ているなっと内心の持っていると。そうだっと彼…クロムさんは俺に向かって話し始める。

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