ハーメルン
二年間剣の世界で生き延びた剣士はまたVRにのめりこむようです
7話「SAO生還者とクエスト」
「おはよう」
「おはよう太一。遅くまでNWOにログインしてたみたいだな。あんまり羽目を外し過ぎるなよ」
朝起きて、リビングに降りると私服姿でソファーに座り新聞を読みふける父さんの姿があった。
俺が結構夜までログインしていたのは知っていたので目を細目注意されると、分かっていると言って俺は朝ごはんが食べたかったから椅子に座る。
すると、もう起きて朝ごはんの支度をしていた母さんが朝食を持ってやってくる。今日の朝食はパンとベーコンエッグか
「太一、おはよう。今日は確かジムの日だっけ?」
「昼からね。朝は勉強するつもりだし夜からはNWOにログインすると思うけど」
「そう…やっぱり心配だわ。またあんなことにならないか」
「大丈夫、ナーブギアじゃないしログアウト不可能なわけでもない。ちゃんと帰ってこれてるから」
パンとベーコンエッグを置きながら、俺がVRMMOをやることに不安を顔にする母さん。
そんな母さんを安心させようと俺は言葉の限りを尽くす。
その言葉に、そうねっといつもの表情に戻った母さんと新聞を折りたたみ朝食を食べようとする父さんと一緒に何気ない朝の日常を満喫した。
「さて…ログインしたわけだけど…」
時刻は夕方になり、用事を全て済ませた俺はNWOにログインした。朝に言った通り自室で勉強して…昼からはジムで衰えた体力を戻すため体力作り。まあ、ジムのマッチョなお兄さんには「いいよ!筋肉が喜んでるよ!」っと褒めちぎられたが…まあいいだろう
「今日もレベリングするか…何かいいスキルでも手に入れに行くのもいいな…クロムに聞いてみるか」
今日はどこに向かおうか胸を高鳴らせながら、昨日フレンドになったクロムに相談しようとメニュー画面からフレンド欄を確認すると、クロムもイズもログインしているのが分かり、メッセージを送るとすぐに返事がすぐに返ってきた。どうやらイズの工房にいるようで書かれている場所を頼りにその場所に行くと、イズ工房と看板が立てられたお店を発見し入るとクロムとイズがいた。
「あっ、サイトくんいらっしゃい。」
「来たか、サイト」
「クロムもイズもこんにちは…なんか話してたの?」
「ああ、ついさっきやってきたクエストについてな」
入ってきた時、何か話していたから何かと思い尋ねると隠し事でもなかったようでクエストについてだった。
「この町から北にずっと行くと北の最果てっていう古戦場が在って、そこにある祠でクエストを受けられる。クエストを受けた後、クエストNPCと戦うんだがそれがかなり強くて負けて帰ってきた。他の奴らからも聞いたら受けた奴は全員負けてるらしい」
「北の最果て…それにかなりの高難易度クエストなんだな」
そういった難しいクエストならやってみたいと思うのがゲーマーだ。俺はその高難易度クエストに笑みを隠せずそれを見たイズは微笑む。
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