今宵、月は登らず。
いろんな人に出会い、共に乾杯し、そして、去っていった。
あの世界では、決して手に入る事が出来なかったそれらが、ここにはあった。
多くの夜を。多くの月を。私は過ごし、私は見てきた。
そうしてやっと、私は初めて、世界というものを好きになれた気がした。
本当にありがとう。私を、ここに連れてきてくれて。
――ありがとう。
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