“天使”が舞う頃に
さて2日目ですね。景ちゃんの嘔吐シーンがあります。嘔吐フェチの方は大歓喜でしょうね、私はそこだけ2倍速にしますけど!
因みにここでは恋歌ちゃんは出ません。恋歌ちゃん扮するマイカちゃんは千世子ちゃんとかのグループだったり一人でいることの方が多いので。べ、別にぼっちちゃうわ(動揺)
自分のシーンが終わったら、この景ちゃん達のシーンを見て明日の朝飯を食べ次第、東京に戻ります。CMを1本撮った後に少し休憩挟んで、深夜にデスアイランドに帰ってくる感じですね、地獄です。おっと千世子ちゃんが隣に来ました、帰ってくれないか。俺はノンケなんだ。
「恋歌ちゃんも夜凪さんに興味があるの?」
>唯一の親類で一緒に住んでいる、いい演技をすると貴女がそう答えると百城千世子はそう、と答えて黙る。
そう…(無関心)じゃないよ!?くそっ…何が正解だったんだよ。
演技が始まりましたね、じっくり見ましょう。『洞察力』のお陰で他人の演技を見れば見るほど、演技ステータスに経験値を還元しやすくなりますし、俯瞰技術を得た景ちゃんはいい見本になります。『メソッド演技EX』は伊達じゃないのですよ。
うぉ、やっぱり何度見てもアレですね。迫真、否、本当の感情から引き出されてるからなぁ…勉強にはなりますが恋歌ちゃんが使うとスターズからの信用がはちゃめちゃに下がります。投稿者も吐くのは嫌ですね。ですが、これで景ちゃんが『百式演技術』に近いものを獲得しつつあります。この後倒れるので、介抱しましょう。茜ちゃんとも仲良くなりたいですから。武光くんともここで会話出来るので、友人程度には仲を深めておきましょう。後々彼とも演技するかもしれないですし。
>貴女が夜凪景の部屋を訪れようとすると、扉の前に源真咲と背の高いうるさそうな男が立っている。
「げっ…恋歌」
「ん、頭鬼か」
>不審者?と貴女は2人に問う。
「な訳ねぇだろ。お粥と水だよ」
「すまないな、頭鬼。今少しいい所でな」
まぁ、そうでしょうね。自分も彼女たちの関係修復に手を出すつもりはありません。いずれ恋歌ちゃんに殺されてしまうので、残り少ない人生を謳歌して欲しいですからね。
>扉の向こうから笑い声が聞こえる。夜凪景と湯島茜が笑い合っているようだ。少しだけモヤっとする。
ん?なんでしょうね今のログ。取り敢えず入りましょう。時間は有限ですよ。
>貴女は2人にそろそろ入らないかと提案する。お粥が冷めてしまうだろう。
「わかってるよ、行くぞ」
「あぁ」
ここで本日は終了したいと思います。ありがとうございました。次回は3日目ですね。
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ロケバスに私は乗り込む。そして窓をずっと見ている恋歌ちゃんの隣に座る。和歌月さんだと思ったのか、こちらに顔を向けた彼女が驚くのを見て、喜びを感じる。悪戯が成功したから嬉しいだけで、恋歌ちゃんだからでは無いことは念押しておく。
「千世子ちゃん、私席間違えたみたい」
少し動揺しているのか震えた声で私に言って席を離れようとする。残念、行かせないよ。彼女の袖を引っ張って席に座らせ、わざとらしく溜息をつきながら喋る。
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