ハーメルン
【急募】なんかよくわからん所に転生したわwww【原作知識】
【がるぱん?】2スレその2
4校が集まっての合同試合。
始まりを告げる放送と共に、戦車達は各校の立てた作戦の通りに配置に付こうとする。
しかしその中に招かれざる客が一人躍り出てきた。
一人の白衣を着ただらしのない印象の男が立っている。
頬はこけて、刃物のような冷たさを伺わせる目の下には深い隈が付いている。
戦車は目の前に人が出てきた為、動きを止める。
『そこの白衣を着ている人、競技中は危険なので中に入らないでください!』
放送が男に中に入るなと言うも、無視。
そして目の前から退かない男に痺れを切らしたのか戦車のハッチが開く。
「ねぇおじさん、今は競技中だから会場に入っちゃいけないの。聞いてる?」
ツインテールの少女がそう言うも、男が聞かない。
しかし男は一人でゆっくりと話し始めた。
「やはり度しがたいな、戦車道は。こんな実際の地形に合っていないであろう陣形。パラリラ作戦やらおちょくり作戦やらふざけているとしか思えない作戦の数々。戦車である必要もないであろう?萌えアニメ風情が戦車を使うんじゃねぇよ。」
「...ちょっと何言ってるのかわかんないんだけど。取り敢えず客席の方まで歩いて戻って。そっちの方から行けば戦車に出くわすこともないし....」
目の前の意味不明な事を呟く男に首を傾げつつも、少女は言葉を掛ける。
「第一、戦車数の少ない大洗が戦車数が多くて優秀な戦車を持つ学校に勝てるとかご都合主義だろ。気に入らん。西住流が云々だの島田流だの、戦車は乙女の嗜みだのなにもかも!戦車は兵器だ!武道のように扱うその浅薄さがとにかく気に入らない。」
「いや、危険だからはやく客席の方に戻りなって。」
少女が急に目の前でがなり立てる男に困惑しながらも態度を変えることはない。
しかし男が懐から取り出した物を見て、表情を変えた。
「だからこそ......私が修正してやる。」
<ビルドドライバー!>
「後退!急いで後退してっ!」
少女は慌てて操縦士に後退するように伝える。
それもそのはず、もし自分の予想が当たっているならあれは.....
男は三日月のように歪んだ笑みを浮かべてボトルを取り出して振り、そして挿し込んだ。
<タンク!タンク!ガタガタゴットン! ズッタンズタン! ガタガタゴットン! ズッタンズタン!>
男の周りにまるでプレス機のような機器が展開する。
<Are you ready?>
「....変身。」
<アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!ヤベーイ!>
男をプレス機が押し潰したかと思えばチンと音が鳴り、プレス機が開く。
そしてそこにはまるで上から塗り潰したかのような真っ黒のアーマーの男。
それは黒森峰と聖グロリアーナなどの学園を襲っていた最近新聞でも話題の黒男、その人だった。
「これが戦車の力、.....兵器の力だ。」
◇
412:スーパータイムジャッカー(笑)
取り敢えず優花里ちゃんのお友達にお茶を出したンゴ。
ワイが記憶喪失って知ったらみんな心配してくれたし、やっぱりいい子ンゴねぇ。
[9]前話
[1]次
最初
最後
[5]目次
[3]栞
現在:1/18
[6]トップ
/
[8]マイページ
小説検索
/
ランキング
利用規約
/
FAQ
/
運営情報
取扱説明書
/
プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク