第2話:謎の少年、剣城京介
高校の入学式の日の朝を迎え、俺は天馬と一緒にアパートの住民が使う共同食堂で朝食を取り、雷門高校に向かって歩いていた。
竜太:「へぇ。天馬MFなんだ」
天馬:「うう....まだ頭がヒリヒリする......。そう言う竜太はやっぱりFWなんだね」
痛そうに頭を擦る天馬。なぜかと言うと時間になって起こしにいってやっても起きない天馬に俺がぶちギレ、ハリセンで昨日と同じように「ダイナックル」を叩き込んでやったのだ。
そして雷門高に着き、
天馬・竜太:「「遂に来たぞ!!!」」
?:「あら? もしかして新入生の方ですか?」
後ろを振り返ると青い髪を腰元まで伸ばした大和撫子と言う言葉がピタリとはまるような女性教師が立っていた。
天馬:「はい!! 実は俺と竜太サッカー部に入部希望で......。部室を見てみたいなって!」
?:「ああ、それならあれですよ?」
俺と天馬は近くで見て絶句した。これサッカー部のためだけの建物なの?体育館の5~6倍の大きさはあるんだけど。
?:「私の名前は「園田海未」。サッカー部の顧問をしています」
天馬:「え...? そ、園田海未さんってもしかして初代イナズマジャパンの........?」
海未:「はい! その園田海未です。」
そして天馬は自己紹介を、俺は久しぶりに会った知人に向けての挨拶をする。
天馬:「俺! 松風天馬です!!」
竜太:「お久し振りです海未さん」
海未:「はい! 久しぶりですね竜太くん」
天馬:「ええ~~!? 竜太イナズマジャパンの園田海未さんと知り合......スミマセン。ハリセン取り出さないで下さい」
やれやれ、分かれば宜しい。
ドガアァァアアアアアン!!!
竜太:「な、なんだ!?」
音がした校門前のグラウンドに行ってみると、白と黄色をベースにしたユニフォームを着たサッカー部員が紫色の学ランを着た逆立てた藍色の髪の少年にやられていた。しかし俺の記憶では雷門一軍は青と黄色ベースのはず。と言うことは彼らは二軍なのだろう。昨日出会った一軍エースと言っていた果林先輩もいないし。
?:「ふん。雷門サッカー部もこの程度か」
?:「く、くそ......。お前、まさかフィフスセクターの............」
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