第7話:伝説のプレイヤー
親父が雷門のコーチとして現れ、俺との親子関係が発覚し既に知っていた天馬、円堂さん、海未先生以外は驚愕の表情に包まれていた。
歩夢:「龍也さんが・・・・」
しずく:「竜太くんの・・・」
かすみ:「お父さん!?」
果林:「やっぱりね」
やっぱりと言う果林先輩。どうやら先輩は薄々感づいていたらしい。
果林:「[激流ストーム]や[エクスカリバー]、[剣撃乱舞]が使えるからもしかしてと思ってたのよね。それに名字が「大海」だし」
エマ:「そうか! 何で気付かなかったんだろ?」
そう。初代イナズマジャパンが優勝した世界大会でイナズマジャパンや各国の選手たちが使っていた技はどれも強力で、もしひとつでも覚えられたらその子が所属するチームでは英雄扱いを受けることも珍しくない程なのだ。
皆がざわついていると円堂さんが手を叩き、
円堂:「よし! じゃあ、練習始めるぞ!!」
霧野:「え?」
龍也:「「え?」じゃねぇよ。勝つための練習するに決まってるだろ」
天城:「勝つためダド?」
歩夢:「まさかフィフスセクターに反旗を?」
南沢:「一抜けた」
彼方:「南沢くん?」
南沢:「フィフスセクターに歯向かう様なバカな真似俺はしねぇよ」
そして結局残ったのは一年だけだった。
円堂:「残ったのは一年だけか」
天馬:「夢みたいです!! 円堂さんと龍也さんにサッカー教えてもらえるなんて!!」
しずく:「私も・・・嬉しいです!!」
璃奈:「わたしも・・楽しみ」
信介:「竜太は何で龍也さんのことを秘密にしてたの?」
竜太:「・・・比べられるからだよ。でも親父も母さんも凄い選手で、サッカーには興味あったんだ。それで世界大会決勝の映像見て、「俺もサッカーしてみたい!!」って思っちまったんだよ」
だから秘密にしてたのに・・・、後でシメとかないと。
信介:「そっか。二世もいろいろ大変なんだね」
龍也:「よし、じゃあ、河川敷行くぞ!」
そして河川敷グラウンドに移動し始まった二人の練習。二人はどう蹴ればボールにパワーが乗るか、ドリブル、ディフェンス、パスのコツ等を教えてくれた。日本のサッカーを牽引してきた二人が教えてくれると言うことで、天馬たちは張り切って練習していた。
?:「・・・・・・・・・・・」
ん? 俺が視線を感じて振り返ると、先輩たちが見に来ていた。
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