ハーメルン
転生したらプリキュアだった件 ~助けてくれた女神様の世界をプリキュアになって守りたいと思います!~
09 初めてのクエスト! いざゴブリンの洞窟へ!!
「ギルド 【
勇気デ戦ウ乙女達
(
ブレイブソウルプリキュア
)
】 登録 完了致しました。」
今ここに
戦ウ乙女
(
プリキュア
)
蛍と魔王ギリス、そして蛍のパートナーであるフェリオをメンバーとするギルドが出来上がった。
リーダーはギリスで登録した。変身前の蛍はギルドマスターに認められなかったからだ。
ギルドの初期ランクはFからAの6段階の内 Dランクからのスタートとなった。
魔力測定の際のギリスの魔力の高さが高く評価されたためである。
ちなみに彼はまだ青年の姿を保っている。姿を保つだけならそれほど体力の消耗はないのだ。
「あの、早速何か依頼を受けたいんですけど、どこでできますかね?」
「依頼は向こうの掲示板に載っています。」
受付に案内された掲示板には、大小様々な依頼が載っていた。
しかし、
「あれ?魔物の討伐依頼は無いんですか?」
「魔物?」
「最近世界的に魔物の発生が問題になっているそうじゃないか。
その依頼はないかと聞いてるんだ。」
「その魔物は突然発生するので前もって討伐の依頼が出せないんです。」
「私達、その魔物の退治を本職にしたいと思ってるんですけど………」
「それなら、こちらを使ったください。」
そう言って受付が蛍達に渡してきたのは小型の水晶によるだった。
「……これは?」
「それは【映像水晶】です。
討伐の依頼を達成したかの証明はその水晶に記録される映像によって判断します。」
「……なるほど。」
『……それならすぐにチョーマジンと戦うべきじゃないな。』
『……そうだね。試運転がてら何か簡単な依頼から始めようか……』
ギリスと蛍がこれからについて話している。
「じゃあ何か私達が受けられそうな依頼を教えてくれませんか?」
「かしこまりました。こちらはどうでしょう?」
受付が見せて来た依頼は『洞窟に発生するゴブリンの群れへの対処』という内容だった。
依頼の適正ランクはEだった。
「わかりました。これを受けます。」
「いやらしい話になるかもしれないが、報酬の方もはっきりさせておきたい。」
「かしこまりました。
クエスト ゴブリンの群れへの対処 ギルド【
勇気デ戦ウ乙女達
(
ブレイブソウルプリキュア
)
】が承諾したということでよろしいですね?
報酬の方は60デベル。
素材の量や達成度に応じ任意で上昇。」
デベルとは、この世界の通貨単位である。
最小単位をベルとし、100ベルを1デベルと計算する。
ギリスからそのことを聞かされた蛍は『アメリカみたいだな』と楽天的に思った。
***
「………ここか………」
蛍はギリスと一緒にゴブリンが出没するという洞窟に来ている。
「……ハァハァ
しかしあの姿を人前に晒すのは失敗だったな。ギルドの中でずっと姿を保つとなると寿命が縮んでしまうぞ……」
「……じゃあ行こうか。」
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