8話(面談 鈴谷&熊野)
「私は艦娘で重巡洋艦の熊野ですの!戦艦の出来損ないじゃありませんわ!艦娘としての誇りを取り戻せるなら私は戦いますわ!鈴谷はどうですの?」
「私だって戦いたいよ・・・でも重巡洋艦じゃ役に立たないって前の提督が・・・」
「それは違うぞ鈴谷、重巡洋艦が使えないなんてことは全くない。重巡洋艦を上手く使えない無能な前任者の言い訳に過ぎない。戦う覚悟があるなら私はお前を存分に活躍させてやる。」
「うん、分かった。私戦うよ提督。これから宜しくね。」
「よく言いましたわ鈴谷!私達で重巡洋艦の凄さを見せ付けてやりますわ!」
この調子ならなんとかなりそうだな。演習で戦いの感覚を思い出させれば、きっと活躍してくれるだろう。いや、活躍させてやると約束したのだから徹底的に鍛えてやろう。
「お前達の覚悟は伝わった、これからは艦娘として力を貸してくれ。話は以上だ、今日はゆっくり休め。」
「「ハッ!!」」
会議室に来たときは全てを諦めた目をしていた二人が、目の光を取り戻したことに頼もしさを感じる。正直言うとこの二人が使い物にならなければ、重巡が青葉一人だけになるので絶望的だったので一安心だ。
コンコンコン
「失礼します。」
お、大淀が戻ったか。調べたいことがまだまだ多いので助かるな。
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