【絶対勝つ!】マ〇クラG・I【争奪戦!】③
「……大島キリよ、調子はどうだね……?」
『進捗ダメです』
コメント
:二人とも疲れ切ってて草
:そらそうなるw
:このMODミニゲームに向いてないよ絶対
:三種類っても厳しいのねぇ
:最初順調だっただけにキツイな
:キリちゃんファイト!!
配信開始からすでに一時間、勝負がどうなってるかはご覧のあり様である。無ぇ……! 村も! 街も!! クリア条件の指定ポケットカードに繋がりそうなイベントマップも!! なーんもありゃしねぇ!!
まぁね、見通しが甘かったことは認めよう。そもそもマ〇クラってのは何もかもがランダムで生成されるゲームなのだ。しかもハードコア。死なないよう慎重に動いてればどうしたってこうなる。
その上お互いバトルモノみたいなテンションでぶっ続け一時間だ。さすがに疲労も溜まろうもん。見つかった指定カードもどうやらそれぞれ一枚ずつっぽいし。
食料やらカード獲得に使えそうなアイテムはそこそこ集まったが、成果と言えばそんだけである。
「これはクリア条件外の指定ポケットカード収集に切り替えるべきか……?」
『とっくにアタシはそうしてるわよ……ん?』
俺が三種類クリアに拘らず方針転換しようとすると、大島さんは既にそうしていたらしい。強かやな……と思っていたら、何やら発見したご様子だ。
『っ! ……ふ、ふふ……! どうやら勝利の女神さまはアタシにウインクしてるみたいね……!』
「んだとォ……? なんだ、何見つけやがった……!?」
『ふふん、さすがにアタシの反応だけじゃもう予想できないでしょ! さーて、どう攻めようかしらー♪』
「戦闘系か……」
『ハッ!?』
「いやわざとじゃないんかーい!!」
あんまりにもコテコテなボケだと思ったら素で情報を漏らしたらしい。大島さん、テンション上がると前後不覚になるタイプか。こらリスナー人気も出ますわなぁ。
コメント
:ww
:誘導尋問とはさすがヒビキ汚い ¥2525
:急に漫才始めるじゃん
:ポンコツ助かる
「どう考えても俺のせいじゃない……ん? おやおや、どうやら勝負の行方はまだ分からんようだなぁ?」
『なんですってっ?』
視聴者が俺に冤罪かぶせようとしやがるので回避しようとしていたら、目の前には湿地帯が広がっていた。これはナイス!! ここには俺のクリア条件に指定されている、No64とNo66、魔女シリーズ獲得のチャンスが転がっているのだ!!
湿地帯にはバニラ同様に"魔女の家"が生成されることがあるんだが、そこには当然魔女が湧く。ソイツを倒せばワンチャンどっちか落としてくれるだろ! 確率ドロップだけど!!
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