「マサラタウンに さよならバイバイ」 Part.1
「いいわ。もちろん、この子にそんなことができればだけれど」
ここまでグリーンに強く言われれば、カオリも興味がでてくる。
なにもない田舎で話題や娯楽にもうえているのだし。
なにかの気晴らしにはなる。
「え、えっと、あの……」
バトルしていいの? そういいたそうに、レッドが母親をおそるおそるみあげる。
「ええ。一回だけよ」
「や、やった……!」
レッドはバトルできる嬉しさから、おもわず人前でちいさくガッツポーズしてしまい、そのことに気づいて一瞬だけかたまり、すぐちいさくなってしまった。
「……はぁ……」
グリーンはいまでも、このレッドの性格の変わりようについていけなかった。
だけれど、あの戦い方をみせられれば、どんな言葉をつくすよりもずっと効果的だ。
一度だけでも、レッドのポケモンバトルをみせつければ、それで充分。
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