妹の攻め
八幡side
紫苑「後々になって言われるのもアレだから、今出てあげたらどうかしら?何でもそうだけど、早い方がいいと思うわよ。」
八幡「確かにそうですね。分かりました、ちょっと失礼します。」
さて、小町に連絡っと………
prrr…prrrっ!
小町『もしもしお兄ちゃん!?』
八幡「おう小町、悪りぃな電話出られなくて。丁度飛行機の中に居たから出られなかったわ。」
小町『そんな事よりもお兄ちゃん今何処に居るの!?友達と旅行に行ったってお母さんが言ってたけど、本当なの?』
八幡「あぁ、本当だ。今北海道にいる。」
小町『北海道!!?嘘、そんな遠くにいるの!?』
八幡「まぁな、ちゃんとお土産は買ってくるから心配すんな。まだ何かあるか?」
小町『いやいやありすぎるから!!その、お友達っていうのは高校の?』
八幡「いや、別の高校だ。まぁ中学は一緒だったから顔馴染みではあるな。ソイツも妹がいるから結構話があったりしてな、たまに会ったりして話してんだよ。」
小町『……ちょっと待ってて。』
?何だ………あっ、ビデオ通話にして来やがった。
小町『お兄ちゃん、その友達に会わせてよ〜。小町何だかその人の事気になっちゃってさ〜。』
八幡「言っておくが、その友達は女だからな?』
小町『嘘っ!?女の人!?お兄ちゃん2人で旅行に行ってるの!?』
八幡「そんな訳ねぇだろ。向こうは家族で来てるし、俺はそれに誘われたから着いて来ただけだ。まぁ言わなかったのは悪いとは思ってる。」
小町『兎に角さ、その人に会わせて貰えない?何も悪い事はしないからさっ!』
八幡「そうしたら俺が真っ先に電話を切る上に、お土産も無しにするから安心しろ。」
小町『絶対に迷惑は掛けないであります!!』
こういう時だけは本当に調子の良い妹だと思うが、やはり俺とは違ってコミュ力がある。流石は次世代型ハイブリッドボッチだ………
小町『今さ、失礼な事考えてなかった?』
八幡「気のせい気のせい。」
八幡「すまん、待たせた。柊、ウチの妹がお前に会いたいんだと。話してやってもらってもいいか?」
柊「私と?良いよ!」
八幡「ほい、携帯。」
柊「ありがと〜♪こんにちはっ、小町ちゃんかな?私が八幡君の友達の夜十神柊だよ、よろしくね♪」
小町『………はっ!!こ、これはどうも、兄の妹の小町です。ビックリしました、まさかこんな綺麗な人だったなんて………』
柊「ふふふっ、お世辞でも嬉しいっ♪それで、何かお話したい事ってあるのかな?」
小町『いやぁお兄ちゃんの彼女にでもって思ってましたけど、これは流石にハードルが高いですね〜。これからも兄をよろしくお願いします。』
柊「いいのいいの!私も八幡君と一緒にいる時間は楽しいしねっ♪もしかしたらいつかそっちのお家にもお邪魔するかもしれないけど、いいかな?」
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