一晩だけ。
少しだけマズい事になった
今宮翔の事が分かって
どこに逃げて行ったかも大体わかった
でも、少し時間が経った
これは、見つけるのは苦しいかもしれない
ノア「__おい、ガキ。」
環那「ノア君?」
ノア「エマの命令だ。貴様を手助けしろとな。」
環那「!」
ノア君はバイクにまたがって鬱陶しそうにそう言った
これは勿論エマへではなく、俺へだ
ノア「バカが、易々と逃がしやがって。さっさと乗りやがれ。」
環那「うん、ありがとう。」
ノア「礼はエマに言え。」
俺はのバイクの後ろに跨り
それを確認したノア君はバイクを走らせ
ショッピングモールから出て行った
__________________
”ひまり”
ひまり(ん......ここ、どこ?)
目を覚ますと、全く知らない場所にいた
なんだか埃っぽくて暗い
なんでこんな所にいるんだろ......?
今宮「起きたみたいだね、ひまりちゃん。」
ひまり「今宮先輩?あの、なんでこんな所にいるんですか?」
今宮「そうだなぁ、少しひまりちゃんにお願いがあってね。」
今宮先輩は笑みを浮かべている
でも、なんでだろう?
怖い、近づきたくない
「__おーい、翔ー。」
「もう連れて来たのか?」
「おぉ!胸でけぇ!」
ひまり「え?」
今宮「なんだ、もう来たのか。」
今宮先輩の視線の先のドアからいかにも怖そうな男の人たちが入ってきた
タトゥーが入ってたり目が怖かったり
まるで、私が最初にイメージした南宮さんみたい
ひまり「あの、この人たちは?」
今宮「ひまりちゃんには今からこの人たちに体を売ってもらいたいんだ。」
ひまり「え......?」
「うっわ、ひでぇ。」
「この子、すげぇ顔してるじゃん。」
今宮「お前ら、金はしっかり払ってくれよ。」
「わーってるって。」
ひまり「な、なんで......?」
なんで、こうなったの?
私、さっきまでデートしてたのに
今宮さんは何でそんなこと言うの?
なんでそんなに笑ってるの?
助けて、助けてよ......
今宮「俺が楽しい思い出を上げたんだから、金稼ぐくらいしてくれるよね?」
「さぁ~、やるか~。」
「久しぶりの巨乳じゃ~ん。ラッキー。」
「誰から行きたい?」
ひまり「嫌......嫌......」
男の人の手がこっちに来る
ゆっくり服を脱がされて行って
段々、寒さを感じる
その時、ゴンゴンと鉄製の扉を叩く音がした
『__すいませーん、引っ越し業者の者ですー。』
今宮「!!」
「なんだー?そんなの呼んでたのか?」
今宮「いや、そんな訳ないだろ。ここには俺達しか入れない。」
「おいおい、じゃあ今の声は何だよ。」
ひまり(あれ、この声......)
『誰もいないんですかー?じゃあ、蹴り破りますので修理費はそちらもちでお願いしますよー。』
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