ハーメルン
ジョセフとシーザー 鞠莉に恋をする
第二部 第十二話 鞠莉の取り合い

キラキラ輝く太陽が、照り続ける、天気のいい日、
鞠莉は、いつもより、ご機嫌が良い、
そりゃ、いいですとも、
なぜなら、今日は、ジョセフとシーザーとの
デートだから、いつもよりも、機嫌が良くて、当然だった。

「シーザーとジョセフに、早くあいたいわ…」


ホテルオハラにて…

「おーい!マリー!ここだぜ!ここ!」

「おい!ジョジョ!デカい声を出すんじゃない!
周りの人たちに、迷惑だろうが!」

「ハロー!ジョセフ!シーザー!
マリーは、ここにいるわよ~!」

そう言いながら走って、二人の元へと駆け寄った。
両腕を広げている、ジョセフに、
鞠莉は、思わず、ハグをした。

欧州の国では、よくあることなので、
いい意味で、誰も見向きはしなかった。

軽いハグをしていた、鞠莉とジョセフを
シーザーが、剝がすのだった。

「ど、どうしたの?シーザー?」

「マリー、デートするなり、ジョジョのバカが、
変なことをしてしまったね、すまない」

そういいながら、シーザーは鞠莉の頬を撫でる。
陽気でフレンドリーな鞠莉にとっては、
少し照れた表情を、シーザーに見せるのだった。

それを見ていた、ジョセフは、イラッと来たらしい為、
鞠莉は、慌てて、場を和ませた。

「こらこら、ハーイ!二人とも!
そろそろ、お昼だし、なにか、ご飯でも食べない?」

「俺とジョジョが奢るぜ?」

「おう!俺とシーザーが出してやるから、
鞠莉は、おススメのお店を紹介してくれ!」

ジョセフとシーザーは、犬猿の仲では、ないものの、
なんだかんだで、二人は仲が良い。

二人の手を引いて、鞠莉は、走り出すのだった。


陽気な音楽が流れだす、掃除も行き届いている。
そんな、清潔感のある、お店に、三人は来店するのだった。

ジョセフは、チーズオムレツを注文して、
シーザーと鞠莉は、カルボナーラを注文した。

「なぁなぁ!これ、うめーな!
マリーも一口食えよ!ほら!
シーザーには、やらねーけどな!」

「全く、下品な奴だな、ジョジョ、
一人で全部食べたら、どうだ?」

「いいわよ、一口だけよ?」

「おぉ!ありがとよ!」

「マリー、俺の頼んだ、コーヒーも、
美味しいから、一口どうだい?」

「じゃあ、それも、頂こうかしら?」

「これから、どうするの?」

「そうね、思いっきり、体を動かしたいわ、
ボールで遊びましょう!」

「お!それいいなー!どんな、ボール遊びするの?」

「そうね、ビーチバレーボールがあるから、
それで、二十分くらい、ボールで遊びましょう!」

「おう!そうだな!」

「俺も賛成だ」

こうして、昼ご飯を食べた後、
三人で、ボール遊びをするのだった。

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