ハーメルン
白兎が精霊に愛されているのは間違っているだろうか?
白兎vsロキ・ファミリア①
――ソーマ・ファミリアの一件から色々なことがあった。先ずはリリがヘスティア・ファミリアに改宗したのだ。なんでも前々から神様にお願いしていたそうだ。交渉が大変だったといっていたけど・・・・
二つ目はソーマ・ファミリアについてだ。ザニスが捕まったことにより、ソーマ・ファミリアの悪事が次々と判明し団員のほとんどがギルドに連行された。そして、ファミリア解散にはならなかったが、多くのペナルティが課せられた。ソーマ様はそれらをすべて受け入れ、また一からスタートするそうだ
そして三つめは・・・・
「ベル・・・・いくよ!」
「覚悟しやがれ!ベル!!」
「いっくよ~!白兎君!!」
「悪いけど手加減なしで行くからね!」
そう言って、目の前の四人の男女―――ロキ・ファミリアのLv5の一流冒険者であるアイズさん、ベートさん、ティオナさん、ティオネさんは闘志を漲らせ、武器をとり、それぞれ構えをとる
対するのは僕ベル・クラネルだ。ちなみに援軍はいない。僕一人だ
なぜ、こんなことになっているのかというと・・・・・
~~~
昨日
僕とリリが、ダンジョンからホームに帰っているときににロキ様に出会いお呼び出しを受けた。なんでも明日用事があるからロキ・ファミリアのホームに来てほしいと
僕はそれを神様に話し、何とか許可をもらえた。すごく嫌そうな顔をしていたけど・・・
翌日になり、ロキ・ファミリアのホーム【黄昏の館】に向かった。リリは神様とバイトだそうだ。ホームに着くとロキ様、フィンさん、リヴェリアさん、そしてこのファミリアの創設メンバーの一人でもあるドワーフのガレスさんが迎えてくれた
そして、こんなことがあったのだ
挨拶を済ませると、いきなりフィンさんたちに【黄昏の館】内に案内された
「え~と、ロキ様?何か用があったんじゃ・・・・」
「そうや。そのために今移動しとる。もうちょいで着くで」
「?どこにですか?」
僕の質問はロキ様の笑顔でスルーされた。フィンさんたちの方を見るも同じ反応だ
僕が不思議に思っていると、目的の場所に着いたようだ
「さあ、着いたよ。ここが目的の場所だ」
どうやらここは訓練場らしい。他の部屋より広く、端の方には訓練場を囲むように観客席のようなものがある
「ヘ~広いですね。ここでいったい何を・・・」
そう言って僕は訓練場全体を見回し、中心を見た途端動きを止めた
――そこには、なぜかやる気満々のLv5の冒険者のアイズさんたち
それを視認した僕は回れ右をして逃走を開始した。しかし、フィンさんはそれを予測していたのか指を鳴らした。すると出入り口が封鎖され、窓ガラスにも鉄鋼が設置されていた
僕がゆっくりと振り向くと、そこには満面の笑みのフィンさんたちが
僕は絶望した顔でフィンさんに口を開く
「・・・・・・・嵌めましたね?」
「はて何のことかな?僕はただ、彼らと本気で戦ってもらいたいと思い君をここに呼んだんだが・・・ロキから聞かなかったかな?」
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