ハーメルン
白兎が精霊に愛されているのは間違っているだろうか?
精霊との生活と新たな出会い
ーーーユキが目を覚まして、いろいろなことがあった。ユキが一緒に暮らすことになったのだ。
初めは僕は反対した。ユキにも帰るべき場所があると思ったからだ。しかし、そう問いかけるとユキは首を横に振った。なんでもユキは
人間
(
ヒューマン
)
ではなく
精霊
(
せいれい
)
という種族らしい。
それを聞いたとき、僕が大声をあげて驚いたのは言うまでもないだろう。だって本の中の物語の存在がいま目の前にいるのだ。さらにユキがいうには既に僕とは契約したそうだ。それを聞き今度は気を失いそうになった
え、だってあの
精霊
(
せいれい
)
だよ?数多の英雄に寄り添ってきた存在だよ?そんな
精霊
(
せいれい
)
が僕と契約してくれたんだから驚きもするし、気を失いそうになった僕をだれも責められないだろう
まぁそんなこんなで僕は
精霊
(
せいれい
)
の少女ユキと契約した。ふと疑問に思いいつ契約をしたのか?と聞いてみた。ユキが言うには僕が彼女の名前を決めたときに僕とユキの間に魂の繋がりのようなものができたらしい。そしてユキがそれを感じとり、僕と一緒に居たいと強く念じたところなんか契約が成功したそうだ
・・・そんなもので契約が出来てしまっていいのか?と不思議に思ったがそれ以前にユキが僕と一緒に居たいと思っていてくれたことがとても嬉しく、同時に少し照れ臭くもあった。なぜならユキは、十人が見れば全員が振り向くほどに顔が整っている。つまりとてつもない美少女なのだ。そんな美少女が僕と一緒に居たいと言ってくれたのだ。嬉しくもなるだろう
こうしてユキとの生活が始まった
ユキは初めてのことばかりでとまどうことが多かった。しかし僕が手伝ったりアドバイスをしたりと一緒になって頑張った。そのおかげもあり2ヶ月後には家事のほとんどができるようになっていた。彼女はとても頑張り屋だったのだ。しかし料理は出来なかった。壊滅的といってもいいだろう。まさかサンドイッチを作ろうとして切った野菜があんな
暗黒物質
(
ダークマター
)
になるなんて・・・
また生活の中で新しい出会いもあった。ユキと一緒に山に遊びに来た時、川で溺れている少女を助けた。僕は川に飛び込み少女を岸に連れて行った。幸いにもあまり水は飲んでおらず大事にはなっていないようだ。僕はユキに頼み家に温かいものとなにか着る服をとってきてもらった。だって助けた少女溺れてたから服は当然濡れているわけで・・・・
まるですべてを照らす太陽のような深紅の長髪、動きやすさを重視した軽装で胸と腰に簡易的な鎧をまとっている。しかしいまは濡れていたので鎧はすべて外している。つまり鎧に隠されていた部分が丸見えということで・・・
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