ハーメルン
英雄伝説 月光の死神(書き直し)
テスト勉強

 さて、バリアハートの実習から早くも数週間。あの後の事はルーファス・アルバレアの介入によりあっという間に片付いた。ユーシスとマキアスの件も片付いたし大丈夫……と思ったら、今度は元猟兵と明かしたフィーとラウラが少しよろしくない感じに。理由は大体分かるが、今は気にしている余裕はなかった。何故なら……。


「さぁ明日から中間テストよ。頑張ってねみんな」


 素晴らしい笑顔を私達に向けるサラ。そう明日から中間テストが始まる。なぜサラが笑顔なのかが気になりが放って置こう。で、テストの事だが私は特に問題ない。きちんとノート取ってるし、テスト対策用ノートもあるし、実は殆ど勉強することなく、入試テストの順位が5位だったりする。


(ま、あの時は仕方ないね。オリビエが悪い)


 よもや話の次の日が入試何て思っても無かった。ある程度の知識は納めているけど専門は数学と導力工学関係や戦術。苦手は分野は無いけど士官学院だ。ある程度は勉強してから挑みたかった。


「それじゃあ頼んだわよみんな。無茶をしない程度に」


 ホームルームが終わり私は教室を出ようとするがアリサに捕まってしまいテストの話をすることに。話を聞くと意外と皆は苦手な教科や不安な教科があるらしい。それぞれ補うようにペアでテスト勉強をするようだ。


「リアはどう?不安な教科はある?」
「残念ながらなかったり。暗記系は一度見たら覚えるし、数学は得意分野。軍事学は戦術を組むうえで必須。帝国史はある人に叩きこまれてるから復習の必要はないかな。時事問題も情報は入ってくるし」
「さり気無くえげつないこと言ってるわね。まぁいいわ。聞きたい事があったら後で訪ねるかも」
「ふふ。アリサなら大歓迎。じゃ行くね」


 皆より先に退室。そのまま学生寮に戻ろうとした時、背後から冷たい殺気を感じ取り振り返ると、そこにはニコニコと微笑んでいるアンゼリカが居た。


「やぁアリア君。少しいいかな?」
「なんでしょうログナー先輩?」
「なに。君にしか頼めないことがあってね。生徒会室に来てくれるかな?」
「はぁ……いいですよ(クロウだね絶対)」


 というかログナ―さんが来た時点でそれしかないのだが。取り合えず行こう。ログナーさんの後を付いて行き生徒会室に入ると、中ではとても素晴らしい笑みを浮かべて仕事してる会長と、その前で顔を真っ青にしたクロウが立っていた。


「アリア君を連れてきたよトワ」
「ありがとうアンちゃん。アリアちゃんもごめんね」
「いいですよ会長。何かありました?」
「うん。クロウ君に勉強を教えて欲しいんだ」
「……は?」


 何を言ってるんだこの人?と思いかけたが、トワから去年のクロウの単位を見て納得。この馬鹿、仕込みと遊び惚けて勉強を全くしていなかった。さらに話しによれば留年危機だったらしい。


「で。私達は言っても無駄だから幼馴染に頼もうって。サラ教官から色々聞いたから」
「あの酒飲み野郎……。それは良いですけど、何で勉強しないの?最低限しないといけないじゃない」
「それは分かってるが面倒だ。それに……」  


 クロウはこちらに向き、ドヤ顔で言った。


「何かあったら面倒見てくれるだろ?」

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