ハーメルン
変態だけど異世界で美少女になったので赤髪少女や巨乳エルフ、その他大勢とたわむれます。
13 青髪エルフとお風呂!?
…誰だよWIN・WINとか思った奴は……俺だよ、俺だったよ、俺のバカぁ……。
ここは密閉した浴室、アイギスと俺の二人がここに居る。
ドブと鉛筆の芯と洗ってない犬と足とヘソのゴマの匂いがするこの場所は地獄だ。
俺の追加されたスキルで無理やり手足を縛られたゲロクサエルフを風呂場へと連行した。
全てを衣服や装備を剝ぎ取られて涙目なアイギス。
そしてしかめっ面の俺がいる。
真っ裸のアイギスを眺めるのだけど興奮はしない。
ブルンブルンと揺れる胸を眺めるがどうでも良い。
風呂場に立ち込める臭気が鼻に付いてそれどころじゃない。
あとチンコないからどうしようもない。
フレイなんか一目散に逃げて行ってしまった。
もうなんか萎えて来ているのだけど残った気力を振り絞る。
「…うっ…うっ…どうしてこんな酷い事を…」
「うるせぇ!だまらっしゃい!」
『べチン』とケツを叩く、すると『キャン!』と言う可愛い声で鳴く。
その手を見ると垢が大量に付いていてちょっと気持ち悪い、けどちょっと楽しい。
少しだけテンションが上がった。
そんなテンションとは裏腹にゲロクサエルフは文句を言ってくる。
「痛いですぅ…なんでこんなことするんですかぁ…僕、信じてゴボボボボ…」
お湯をぶっ掛けて黙らせる。
何を言っているのか分からないなぁハハハ。
笑顔になりつつ石鹸で青く長い髪を洗うのだが中々泡が立たない。
フケや皮脂が手に絡みつき指が髪に引っ掛かりまくる。
もうこれは髪と言う名の塊だ、ドロドロの塊だ。
超汚いこれを綺麗にしなくてはならないのは結構キツイのではないかと感じ始めた。
…汚すぎるんだ、汚すぎて泡が立たないんだ。
ちょっとだけ顔が歪むのは仕方ない事。
20年もお風呂に入っていないのは伊達じゃないみたいだ。
何度も付けては流しを繰り返す。
するとゲロクサエルフがまた泣き始めた。
「うっ…うっ…ひっぐ…僕弱くなっちゃいまゴボボボボ…」
なんかほざいているのだけど気にしない、構わずお湯をぶっ掛けワシャワシャ洗う。
すると少しずつだけど小さな泡がブツブツと立ち始めて指が絡まなくなって来る。
その様子を感じたアイギスがさらに泣き始める。
「うわぁぁぁん!僕が弱くなってもいいんですかぁぁぁ!!もう止めてくださいよぉぉぉ…」
「うるせぇ!だまらっしゃい!」
泣きながら怒っているのだけどまた『ぺチン』とケツを叩く。
また手に垢が付着するがどうでもいい、どうせ全部綺麗になるのだハハハ!!
またまた悲痛な叫びがアイギスから放たれる、今度はちょっとだけ聞いてやろう。
「僕、僕、弱くなったらお役に立てなくなりますよぉぉぉ…うっ…うっ…」
「大丈夫だ、俺は見捨てないから」
「………本当ですか?…うっ…うっゴボボボボ…」
「本当だとも、フレイが見捨てても俺だけは絶対見捨てないからな!だから安心するんだ!」
「本当に本とゴボボボボ…」
「あぁ、俺を信じろ!」
またまたお湯をぶっ掛けてなんとなく黙らせる。
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