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ハーメルン

第一章第一話

入学式から数日後後の6月下旬
期末テストが終わったその翌日、リュウセイと咲酸は出雲市に来ていた。どち
らかと言うとデートに近いものだったかも知れない、
何処かの建物前で咲哉が待って居ると、其処にリュウセイが到着した。
「遅一い!何時間掛かってるのよ」
「いえ…バイクを止める場所を探していてね、其れに手間取って居たんでね」
徒歩で目的の場所に向かう途中
「其れよりさ」
「何だ?」
「リュウセイ君は何時の間にバイクに乗れる様に為ったの?」
「数週間前にな」
記憶が無く不安定な状態だったリュウセイを如何にかしようと彼を引「き取っ
た人がバイクの教習を進めてた。
免許取得後、だが彼がバイクで登校した姿を見た者が居なかった。
記憶喪失の問題が未だに煙っていたからだ
「…」
「何か気に為る事が在るの?」
「先生方が俺達を名前で言ってくれるけど…何故生徒同士は『Na (ナンバー)』
で呼び合うんだ」
「校則だからじゃ無いの?」
「そうか」
「其れを気に入らない人達が居る見たいらしくて、その人達の名前は…何だ
っけ?」
「それと知ってる?」
「何をだ?」
「此処の生徒が何人転校生が来るのか知ってる?」
「一人か二人位しゃ無いの?」
「いいえ約二桁位」
「…え」
「更に知ってる?生徒数の約 80%位立が虐めの被害者、事件の被害者、又はその
遺族、引き筆り不登校、家庭の問題が大半を占め 96位が親の仕事の都合から
の理由、残りの1%が国籍不明」
リュウセイが唾然とした、
「其れを昔他校の生徒が『生徒数が年々減少して廃校の危機に遭うのに、沢山のお友達が居る街卸前達に妬む権利があるぜ』と言ったら、ウチの生徒と思しき
人がさっきの事を言ったらしいよ」
咲哉が次にこう言った、
「更に知ってる?其処の生徒会長か『出雲グループ』の創業者一族の一人らし
くて」
「何か昔はそうじゃ無かったらしいが、教師と教頭に問題を起こしてね、それ
かららしいけど『No制』が採用されたしその制度に今も反対する居たらしいよ」
「そう言う事が」
「その人達は退学に遭ったのを気に今の人達は其れ以上にく生徒会に採め
事を起こしてね」
「其れより知ってる?在校生の中には学校の寮に行かす、比処出雲市の何処か
に在るアパートとかに住んでる人達が居たらしいよ」
「ヘえ…」
「其れと、実はねあたしは地元出身なの」
「地元?何処にだ?」
「学校に行く途中の分かれ道があるでしょ、もう一方の道があたしの家に向
かう道よ」
奏して時間を潰してた
その日の夜。
バイクに乗って帰る途中の事
ヘッドライトの光に人の姿を捉えた。
「危ない!!」
リュウセイが急ハンドルを切った、その弾みで二人はバイクから振り落され
た。
無人のバイクが横骨りしながらさっきの人の前に止まった、
二人の目の前に信じられない事が遭った、
人が宙に浮いてるその人の頭に角が生えてる。
「ヒッヒッヒッ」
「何だ貴方は」
「我の名は帝の怨、と申しましょうか」
「まさか、貴方は」
咲哉の予想に合わせ帝の怨はこう言った
「そう我らは『妖怪』なのです」

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