ハーメルン
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第二章 第六話
9月始め、二学期の始まり。
長らく此処を離れた生徒も此処に留まった生徒も集まった、
一学期と変わらない日々が始まった、 ただ違ったのは。
「転校生を紹介する」
と先生がそう言うと教室のドアが開き其処に知らない生徒が来た、 出雲学園
の制服以外の制服を着ている事から別の学校の生徒なのは分かる。適当な自
己紹介の後、
空いた席に座った、
相変わらず咲哉が居ない事分かってる。先生は其処を分かっていた、だから其
処以外の席を指名した。
二学期初日の時間が短くH.Rは早かった。 サクライは何時もの様に帰ろうと
したらこんな話がとんだ、
「…ホントか!」
「ああ…」
「アイツがまさか」
「生徒会長を止めるってよ」
何の事だが分からない、 サクライは帰宅した。
翌日、
サクライは美術の授業の為に何時もながらB棟に向かった。 A棟は小学部、
つまり小学生が学んでいて因みに保健室は一階にある、6年間は其処で学んで
いた、B棟は中等部、 中学生 3年間は其処に居て其処で学んでいて、反対側
には一階に調理室と二階に美術室、 三階に裁縫室、 C棟は高等部、 高校生が此
処で学ぶ、 B棟と同じ様に反対側の一階に多目的室、 二階に音楽室、 三階に生
徒会室の構成になってる、職員室は専用の職員棟と呼ばれる建物にある、全寮
制の為食堂もあって学生寮も存在する。体育館もある、これ等の施設は其々を
結ぶ屋内の通路で通れるように為ってる、理由をしては。 日本海沿いの県だと
毎年冬に成ると雪に悩ませる事が多かった、 その為此処の学校は屋上が小さ
く他の学校には珍しく屋根が在るその屋根はソーラーパネルが在って雪の重
みで壊れるのを防ぐ為に自動除雪用の装置が在る
B棟へ向かう途中、 サクライは誰かに声を掛けられた、
「君、サクライリュウセイだったな」
「はい、そうですが?」
「私は此処の理事長をしている神成総一郎だ」
「あの…僕に何か様で?」
「サクライ君、 生徒会立候補に興味無いかね?」
「え?でも」
「メタリックハーツは生徒会と敵対しているが、 其れは此処の枚則に問題が
在ったからだ。名前は一生に一つのモノだが気にする呼び名なら言わなけれ
ば良い、違うかね?」
自信に溢れた言葉にサクライは、
「はあ…」 と暖味な返事をした
「それに実は一つ問題がある」
「と、言いますと?」
「此処の生徒会長は実はウチの…正確には私達の親族の子供なんだ」
「え…」
その言葉に声が出無かった
「名前は神威光一なんだけども、 私としては此処よりもっと良い所で学んで
貰いたいが。 親族達が其れを許してくれそうに無くてね。 元々この『出雲学園
を建てる計画』は私が考え着いたモノなのにだ」
「そうなんですか?」
「其処でだ、メタリックハーツに参加した期間が短い君なら候補に入れるだ
ろう。そして生徒会会長職についたらして欲しい事がある」
「其れは何を?」
「メタリックハーツ結成の原因となった『No制度』を廃止して欲しい私だって
こんな制度は望んで無い解るね」
サクライは言葉が出ない。
事実、メタリックハーツに参加したのは一学期の終わり頃。
事実を知らないのも当然であった、又年齢に分け隔てなく挨拶もする事もあ
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