第一章、第一話、 異変の先駆け。
ようとした
ただ片方が破損したせいで前進が精一杯だろう、 煙も消えかけて姿を見せた
白い其れは、 一年前に姿を見せた旧型機『ガンビートル』のそれに間違いは無
かった。 煙に紛れて櫻井は転送したのだろう
『サーガイア』の愛称を付けた白いメタロットは次に右に続いて正面のラジ
エータに集中攻撃をした、 被弾した所から煙を噴いてしゃがんだが、 其れでも
まだ動こうとした、
煙に気付いた余坪哲は近くに走ってその後、 彼か何をするのか気付いたのか
止める様な声を掛けたが其れを制止して運転席に乗り込むと、 懐から携携帯電
話より大きめな物を取り出し、 予め取り出したナイフでコンソールを何回か
刺して穴を開けた、 開けた所から剥制き出しに為った配線を一つ抜いて懐から
出した物と差した。
携帯電話より大きめな物を何回か触れた後、 暴走した二足歩行トラクターは動かなくなった。
「あ~っ俺の相棒を如何してくれた」
農家がコンソールを破壊して強制停止した余坪哲に喰ってかかろうとしたが
反対側のドアから逃げようとした、 其れでも追いかけようとしたがフロント
ガラスに投げ込まれた爆竹の音に一瞬怯んだ
大破したハービーのメタルを抜いてサーガイアを転転送して榎井、 園咲、余坪と
見知らぬ少女の4人で逃げた
暫くして四人が何とか逃げた所で互いの顔を見た、
柳生と存華は互いの位置は分かっていたが問題は二人である、
「き…君は?誰だ?」
息を切らしながら機井は何とか言った、
「ハァ…ハア·ハア····」
「ハヒッー!」
二人は息を整えた後、 互いがこう言った
「僕の名は余坪哲です」
「あたしの名は大神祭」
「…·二人共何処に通ってる訳」
存華の質問に対しこう返事をした、
「…出雲学園だが」
「…出雲学園だよ」
「「..........」」
模井と園咲の二人は何か言いたげたが何も言わなかった。
新たな始まりは突然に唐突に始まる
その時には、抗う余裕も時間も無い、 皆混乱するだろう。
その日の夜、
出雲市の端にある模井の家の何処かにて
存華は何かを起動させようとした、 起動を確認した後に声を掛けた
「あの時突然で悪いけど、もう直ぐ始まるよ」
「…またか」
白い人型のソレはそう返事をした、
「…そうまたなの」
之から何が起こるのか分かっていた。
そしてその時が来たのだと
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